2018年12月31日

一年の総仕上げを飾りたいものです

 日蓮大聖人の御手紙は、佐渡流罪以前に執筆されたものは比較的少ないようです。それは、鎌倉周辺で直接、門下に会われたり、静岡・千葉方面にも自在に足を運ばれ、直接、指導されることが多かったからとされます。「委細は見参の時」(御書1390ページ)との御文もあります。
 会って励ます。それが難しければ、心を砕いて文字にしたためる。そうして、二重三重に“言葉を形にする”のが大聖人であられた。
 年末年始へ、旧交を温める機会も多くなります。家族や近隣の友にも、日ごろの感謝を伝える好機です。心の絆を強め、広げて、一年の総仕上げを飾りたいものです。  

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2018年12月30日

雰囲気を和ませた

 吉田松陰は、大情熱で維新の英傑たちを薫育したことで知られますが、ユーモラスな一面もあったようです。
 例えば、松下村塾の増築工事を行った時のこと。塾生の品川弥二郎が、はしごの上から誤って壁土を落とした。それが松陰の顔に当たった。恐縮する弥二郎に対し、一言。「弥二よ、師の顔にあまり泥を塗るものではない」。時に議論が白熱する松下村塾にあって、しゃれや冗談をひねる松陰の人柄が、雰囲気を和ませた(一坂太郎著『時代を拓いた師弟』)  

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2018年12月29日

努力を継続できる

 中国の春秋時代。斉の国の宰相・晏嬰(晏子)は、博学多識にして、民の心を汲んだ政治を貫き、名声を馳せました。
 彼の本領はどこにあったのか。自らこう語っています。「嬰は人に異ることあるにあらざるなり、常になして置かず、常に行きて休まざる者なり」(山田啄解説『晏子春秋』明徳出版社)。自分は人と変わったところはない。あるとすれば、何事も中途半端にせず、進み続けて休まなかっただけだと。
 努力を継続できる。平凡に見えて、これほど強い生き方はない。  

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2018年12月28日

不易流行

 松尾芭蕉の俳諧理念に「不易流行」があります。「不易」は時代を超えても変わらないもの、「流行」はその時々に応じて変化していくもの。この二つは相反する概念のように思えるが、芭蕉は、根本は一つであると考えました。
 弟子の向井去来が、芭蕉の俳諧の心構えを『去来抄』にまとめています。そこに「不易を知らざれば基たちがたく、流行を知らざれば風新たならず」とあります。すなわち、普遍的な真理を知らなければ基礎は築けない。しかし基本を知っていても、時代の変化を知り、革新していかなければ進歩はない、と。芭蕉は常に新しさを求めて不断に変化する中で、不変の“永遠性”は確立されると提唱したのです。  

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2018年12月27日

人は歌に託したいのだろう

 言葉では語り尽くせない一年の思いを、人は歌に託したいのだろう。第九の演奏会、紅白歌合戦など、年の瀬には音楽が欠かせませんね。
 津波や原発事故の影響に苦しんだ創価学会の福島旭日〈分県〉に壮年部・福光銀河合唱団が誕生したのは、震災翌年のことでした。言うに言えないつらさを抱えた日常を忘れ、時には大きな声を出して元気になろう。これが結成のきっかけだったそうです。
 だが合唱は、予想以上の感動をもたらしてくれた。「仲間と共に歌うこと、歌を聞いてくれる人がいることが、こんなにうれしいとは」と当時の団長。喜びは広がり、婦人部・女子部に福光春風合唱団、男子部に福光若獅子合唱団が次々と結成されたのです。すごいねー!!  

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2018年12月26日

横山大観

 今年は、日本画の巨匠・横山大観の生誕150周年です。富士山の名画を数多く残した彼には、大山に吹き荒れる雪嵐のような日々があったそうです。
 東京美術学校(当時)への赴任中、恩師・岡倉天心が讒言により排斥されました。義憤に燃えた大観は師を追って辞職し、天心が創立した日本美術院に参加しました。しかし、院は財政難に。離れていく者も続出したのです。やむなく院は茨城の五浦に移動。世間から「都落ち」と嘲笑されました。
 その中で大観は、輪郭線を描かず色をぼかして重ねる手法「朦朧体」を確立しました。だが猛烈な批判を浴びたのです。その為、絵は全く売れませんでした。魚を釣って飢えをしのいだそうです。家も焼失。肉親や親友が相次いで他界し、恩師・天心も亡くなりました。それでも大観は芸術への情熱を燃やし続け、作品を次々と発表しました。徐々に評価は高まり、画壇の重鎮と仰がれるようになったのです。  

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2018年12月25日

イノベーション

 転換期の社会においては、従来の手法が通用しないことも多いそうです。その中で、どう自らを革新し、価値を創造し続けていくか。あらゆる企業や団体が挑戦を続けています。
 ある研究によると、イノベーティブ(革新的・創造的)な組織の特徴として、①明確な方向感と視座②人材の多様性を持っている点などが挙げられるという。①は要するに「自分たちは何を目指しているのか」という根本目的が明確であることだ。そうでないと組織の維持・存続自体が目的となりかねず、構成員の能動性も引き出せない。②は、多様な考えが合わさることで新しいアイデアが生まれることを示します。
 中でも若者など既成の概念に縛られない人が、イノベーションを起こす力になっているという  

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2018年12月24日

ふゆみずたんぼ

 宮城県の水田地帯「大崎耕土」が東北初の世界農業遺産に認定されています。これは、初代仙台藩主・伊達政宗の時代から続く治水や、自然と共存する稲作の文化が、国連食糧農業機関(FAO)に高く評価され、注目を集めています。
 通常、農閑期の田は乾燥させますが、この地域では、田に水を張る「ふゆみずたんぼ」という農法が受け継がれています。田に水を注ぐと、イトミミズや菌類が繁殖し、土が肥えます。落ち穂をついばむ渡り鳥の糞は、天然の肥料に。また、水中の微生物が適度に日光を遮り、雑草の成長を抑える。こうして無農薬で栄養価が高く、味わい深い米が育つという。
 動物や植物の働きを絶妙に調和させ、大地の力を引き出す――先人は、試行錯誤を重ねつつ、長い時間をかけて動植物を観察し、その息遣いに耳を澄ませたのではないか。先人の共生の知恵に学ぶことは多いですね。  

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2018年12月23日

懸命に生きる依頼主

 日本に義足が登場して今年で150年だそうです。下肢を切断した歌舞伎役者が、米国から取り寄せて舞台で着けたのが最初という。今、多くの義肢装具士が国内に誕生し、義足のスポーツ選手も多く活躍しています。
 義肢装具士の第一人者・臼井二美男さんは、さまざまな義足を生み出してきました。例えば、膝や足首を調整でき、本物の脚に似せた義足。また妊婦のために、腹部の膨らみに合わせて調整できる義足等です。
 これらの義足はオーダーメードで、大量生産できません。依頼主の脚の状態は、千差万別だからです。しかし臼井さんは、どんなに時間がかかっても、一人一人が満足するまで義足の調整をやめないそうです。彼は“懸命に生きる依頼主を見ていると「自分も負けられない」と力が湧いてきます”と述べています(『転んでも、大丈夫』ポプラ社)  

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2018年12月22日

山陰を『山光』と

 「ここ山陰を『山光』と申し上げたい」――創価学会の池田先生が「山光提言」を発表したのは1984年のことです。暗く地味だった山陰のイメージが一変しました。「心の変革」が同志の力を倍加しました。提言は地域社会にも希望を送り、「『山光』という愛称には、未来への力強さを感じる」など、各界からも賛同の声が寄せられてきています。  

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2018年12月21日

“鮮度”が落ちない理由

 わずかな紙幅に斬新なアイデアをちりばめ、たちまち迎える意外な結末――短編よりもさらに短い「ショートショート」といわれる形式で活躍した作家に星新一氏がいます。夢中でページをめくった方も多いことでしょう。
 多作で知られる氏は、目標だった「1001編」を達成した後年、自作の改訂作業に力を入れました。「ダイヤルを回す」は「電話をする」など、時代の経過とともに古びた表現には、徹底して手を加えました。これは、長く読み継がれるために、若い世代や新しい読者を意識し続けたという。今月、没後21年を迎えても、なお作品の“鮮度”が落ちない理由の一つがここにあるのです。  

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2018年12月20日

核兵器

 昨年、国際NGO「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」へのノーベル平和賞授賞式(10日)に合わせ、オスロ市内で多彩なイベントが行まし。ノーベル平和センターではICANに関する特別展示が開幕。展示にはSGIを含む全パートナー団体の名が紹介されていました。
 昨年7月、核兵器禁止条約が採択。ICANの受賞は、その推進への尽力等が評価されたものです。今回の一連の行事で関係者は訴えています。“核兵器は問題だが必要”という主張に、皆が何となく納得してしまっている。しかし、“そういうもの”と受け入れてしまうこと自体が誤りなのだ、と。
 核兵器を巡る緊張が世界的に高まる中、禁止条約が採択され、ICANに平和賞が贈られた意味は何か。それは、繰り返される核を巡る危機の根本原因が、核兵器の「存在」そのものにあることに、人々の目を向けさせることでしょう。
 ICANのベアトリス・フィン事務局長は語っています。“希望が見いだせず、人々が諦めそうになった困難な時代にも、SGIが立ち上がる力と勇気を発揮し続けてきたことに多大な啓発を受ける”と。
  

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2018年12月19日

わが「誓願の行動」はいかにと

 「七十五万世帯達成する」との大きな見出しで聖教新聞が創価学会第2代会長の戸田先生の願業実現を報じたのは、61年前の12月13日でした。3日後、青年部総会が開催され、翌日、池田先生は総会の模様を報告するため、恩師の自宅を訪れました。
 この時、戸田先生は「あと7年で、200万世帯まで戦いたい」と、言及。池田先生は「必ず成し遂げます! 勇気百倍、断固、戦います」と即答しました。2カ月後、恩師はさらなる広布拡大を願い、「7年で300万世帯」と新たな目標を示したのです。
 「あと7年」の1964年(昭和39年)は恩師の七回忌になりました。第3代会長に就任した、池田先生の翌日の日記には、「恩師の七回忌までの四年間の構想を練る。ただ一筋に、昭和三十九年を」とあります。
 池田先生は会長就任の60年(同35年)からの「2年間が勝負」と定めました。わずか7カ月余りで世界広布の第一歩をしるす一方で、北海道から沖縄まで全国を奔走。会長就任から2年間で、「あと7年」より2年早く恩師の「300万世帯」の構想を実現したのでする
 「75万世帯の達成」は、師の誓願実現のために、弟子が戦い抜いた証しです。そして、次なる師の構想実現へ、弟子が新たに出発を開始した節目でもあるのです。厳粛な師弟の歴史と精神に学びつつ、自らに問いたいものです。わが「誓願の行動」はいかにと。  

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2018年12月18日

もう一つのビタミンC

 「一行の心を籠めし年始状」(高浜虚子)。早々に年賀状を投函し終えた人もいれば、まだこれからという人もいるでしょう。ともあれ、デザインや文面をどうするか、相手の顔を思い浮かべながら、あれこれ考えるのは楽しいものですね。
 近年、メールやSNSなどインターネット環境の発達もあり、年賀のあいさつの形態も多様化しています。ただ、どのような形であれ、真心の交流が大切なことに変わりはありません。
 中には“年賀状だけのお付き合い”という相手がいるかもしれない。だが、たとえわずかでも、人とのつながりは貴重です。ある海外の精神科医は「人とのつながり」を「もう一つのビタミンC」と呼び、これが不足すると「感情的にも身体的にも苦痛を覚える」と指摘しています。“他者とのつながりが弱い人は、集中力に欠ける”とも(東洋経済オンライン) へーそうなんだ  

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2018年12月17日

超高齢社会を照らす希望

 社会起業家の駒崎弘樹氏は、「人生100年時代」を見据えた生き方、働き方を見いだす上で重要なのは、年齢を重ねるごとに“学び直し”を継続することだと指摘しています。
 学び続ける人は老いない。自他共の幸福を目指す創価学会の活動は、新たな気付きや学びの宝庫ともいえます。その実践の中に、超高齢社会を照らす希望がある。納得!!  

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2018年12月16日

誰かの見えない心遣い

 あるテレビ番組で「名前のない家事」を特集していました。炊事・洗濯・掃除といった“家事の代表格”ではなく、「トイレットペーパーの交換」「ゴミ袋のセット」などです。ささいな、目に付きにくい作業ですから、いつも同じ人がやることになりがちですね。
 といって、やってもやらなくてもいいわけではありません。もし誰もやらなければ、家族の皆が困ります。地域や社会においても、私たちの日々の暮らしは、こうした“誰かの見えない心遣い”に支えられているのです。  

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2018年12月15日

注意し合える人

 山本周五郎の小説には、心にとどめておきたい人生訓が、幾つもちりばめられています。名作『さぶ』の登場人物が語る、この言葉もその一つです。「どんなに賢くっても、にんげん自分の背中を見ることはできないんだからね」と。
 振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害が後を絶ちません。では、どんな人が被害を受けやすいのか。社会心理学者の西田公昭氏は「人柄がよく、社会的な常識もあって立派な人ほど、だまされてきた」(『だましの手口』PHP新書)と。詐欺犯らは、人の善意につけ込んで罠を仕掛けてくる。時には警察官、公務員、弁護士、医師などになりすまし、言葉巧みに多額の金をだまし取るのです。
 だが、一番の敵は“自分は大丈夫”という過信や油断と自覚したい。そこから生じる心の隙は、「自分の背中」のように見えないもの。だからこそ身近に、何でも語らい、注意し合える人をつくっておくことです。  

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2018年12月14日

目薬

 誠実に生きていても、人は時に、不運としか言いようのない環境に翻弄され、悩む時があります。そんな時に有効な処方は「目薬」である、と精神科医の帚木蓬生氏は説いています。(『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』朝日新聞出版)
 点眼薬ではありません。「あなたが苦しむ姿は、私がこの目で、しかと見ています」と、当事者が立ち上がるまで寄り添い、共に耐え続ける、周りの人々の慈悲の心と姿勢のことを指しています。  

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2018年12月13日

「人格」を与える

 世界初の長編アニメ映画といえばウォルト・ディズニーの「白雪姫」です。今月、初公開から81年となる同作には個性豊かな「7人のこびと」が登場しています。
 題材となったグリム童話では、こびとたちに個別の名前はありませんでした。しかしディズニー作品では、7人それぞれに特徴を表す名前が付けられました。口をへの字に曲げた「おこりんぼ」、いつも眠そうな「ねぼすけ」、無邪気な「おとぼけ」など――命を吹き込まれたこびとたちはスクリーン上を生き生きと駆け回り、愛らしい白雪姫と共に世界中の人気者になったのです。
 アニメ制作においてディズニーは、キャラクターに「人格」を与えることを心掛けていたそうです。人格がなければ「ストーリーは観客に真実として響かない」「人々は自分自身を重ね合わせられない」と(高橋康子訳『ウォルト・ディズニーがくれた夢と勇気の言葉160』ぴあ)納得!!  

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2018年12月12日

70歳は人生のスタート

 人生は“言葉の積み重ね”であり、「どんな言葉を話すかで、終着点も大きく変わる」。そう語るのは、73歳で大学生となったコメディアンの萩本欽一さん。彼は、ちょっとした言葉の言い方、使い方を大切にしてきました。
 例えば「苦労」は「工労」と書き換える。困難を前に「苦しみに労を費やす」のではなく、乗り越えるための「工夫に労を費やす」。たった一文字の違いだが前向きな気持ちが湧いてきますね。
 そんな萩本さんも70歳で「ゴール」という文字が脳裏をよぎったそうです。だが今は「70歳は人生のスタート」と感じるそうだ。「スタート」だから“若者と一緒に勉強でも”と思える。萩本さんは言う。「思考が言葉を変えるように、言葉もまた思考や行動を変えていきます」(『ダメなときほど「言葉」を磨こう』集英社新書)  

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