2017年11月24日

才能教育

 「才能教育」を掲げ、音楽を通じて子どもの“育とうとする力”の開花に尽くしたのは鈴木鎮一氏です。その原点は、どんな子どもも、母国語を自由に操っているという、ごく身近な事実への着眼だったそうです。
 家族が発する“言葉の海”に包まれ、子どもは自然に母国語を習得する。鈴木氏はその過程を「どの子も育つ教育法」として音楽に応用しました。幼い頃から一流の楽曲に触れさせつつ、演奏練習を反復する中で、あらゆる子が立派な演奏家に成長できることを示してきたのです。「どの子も育つ、育て方ひとつ」「生命の力が、能力を身につけさせつつ育てていく」と信じて。  

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2017年11月23日

後ろ向きにワゴンを引く

 秋の行楽シーズンですね。新幹線などの車内販売で、時々、後ろ向きにワゴンを引く姿を見掛けます。ワゴンを切り返すスペースがないわけではないのですが。実は“伝説のカリスマ販売員”の茂木久美子さんが編み出した方法なのだそうです。通り過ぎた客と視線を合わせて“欲しいサイン”をキャッチしたり、客の足にワゴンがぶつかるのを防いだりする利点があるといいます。
 他にも、お釣りを素早く渡せるよう、あらかじめ準備したり、商品のやりとりの際、「今、富士山が見えますよ」と一言添えたり。ちょっとした心遣いだが、“客に気持ちよく過ごしてもらいたい”という思いが表れています。
 “物を売るだけ”と考えてしまえば、知恵も意欲も湧きません。仕事の意義を見いだして、工夫を加えたり、交流する人の幅を広げることで、やりがいをつかむ――ポジティブ心理学で言う「ジョブ・クラフティング(作り上げる)」です。
 大切なのは、現状を今一度、見つめ直すこと。自身の動機や強みを確認していけば、必ず気付きがあるものです。  

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2017年11月22日

聞いてもらって元気になった

 「きょうは話を聞いてもらって元気になった」。こうした経験を持つ人は多いのではないでしょうか。私たちは、自分が「話す」ことが相手を励ますことだと思いがちです。しかし、「聞く」ことが最大の励ましになる場合もあるのです。
 ドクターが、心理学の面から「聞く」ことの重要性を語っています。過去のつらい記憶は「画像」のようなものであり、なかなか心から消えない。しかし、それを誰かに語ることによって、記憶は「テキスト(文章)」へと変換されて軽くなる。つまり、話を聞いてもらうことで心の重しが取れ、生きる力が湧いてくるのだと。そうですね、納得!!  

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2017年11月21日

憎しみの放棄を宣言

 パリで凄惨な同時テロが起こったのは、一昨年の11月でした。この時、ジャーナリストのアントワーヌ・レリス氏は、妻を失ったのです。
 悲しみの淵で、彼はテロの実行犯に向け、フェイスブックに投稿しました。「ぼくは君たちに憎しみを贈ることはしない」「憎悪に怒りで応じることは、君たちと同じ無知に陥ることになる」。このメッセージは瞬く間に世界に広がりました。
 テロ後、2週間の出来事が『ぼくは君たちを憎まないことにした』(ポプラ社)につづられています。言葉を失い、友人の優しさや気遣いさえ煩わしく感じた。憎悪の感情を“正当化”することで、気を晴らそうとしたこともあった。それでも彼は、幼い息子と生きることを考える中で、憎しみの放棄を宣言したのです。
   

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2017年11月20日

父からの手紙

 傑作「考える人」を生んだ彫刻家ロダン。天才と称される彼ですが、青年期は挫折の連続だったそうです。
 彫刻家を目指すも、国立美術学校の試験に3度失敗。進むべき道を見失う彼に、父からの手紙が届きました。「自分自身にこう言って聞かせるのだ」「わたしには天賦の才能があり、成功を収めたいと願っている、と」(ルース・バトラー著『ロダン 天才のかたち』白水社)。
 ロダンは迷いを捨て、装飾美術の職に就くなど下積みで実力を磨きました。彼にとって父の手紙は大きな転機となったに違いありません。  

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2017年11月19日

世界を照らした

 1930年11月18日、創価学会の牧口先生は『創価教育学体系』を発刊。この日が「創価学会創立記念日」となりました。その後、軍国日本は戦争の泥沼へ。牧口先生と第2代会長の戸田先生は、治安維持法違反と不敬罪の容疑で逮捕されたのです。壮絶な獄中闘争の末、牧口先生は獄死しました。44年11月18日。くしくも学会創立の日でした。
 牧口先生の殉教は「薬王の供養」であると、後に戸田先生は語っています。これは過去世に自身を教化した仏への報恩感謝として、わが身を燃やし灯明を供養した薬王菩薩。その光は1200年間燃え続け、世界を照らしたと法華経に説かれています。  

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2017年11月18日

ある結論

 人間の命の終わりは、いつだと思いますか」。小児科医の緒方高司さんが、小学生にアンケートを取った際、考えさせられる答えがあったそうです。それは「人から忘れられたとき」でした。
 その回答から緒方医師は、ある結論に達したそうです。「その人の存在が誰かの心の中にある限り、たとえ肉体が失われても生き続けられる」「人の生死は、他者との関係性の中にこそある」と。
  

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2017年11月17日

座談会

 いまでは考えられない事ですが、「警戒警報発令中は中止。但集合時二時間前までに解除の場合は開催」。戦時中、創価教育学会(当時)の会員に配布された連絡事項の一文です。
 警戒警報は、敵機来襲のおそれがある際に発令された。無差別爆撃の合間を縫うようにして開催されたのは、学会創立以来の伝統の「座談会」です。
 牧口初代会長自身、軍部政府の弾圧で逮捕される数日前まで、座談会に出席しました。治安維持法違反の起訴状には、会長が直近2年間で「二百四十余回に亘り」「座談会を開催し」「参会者数名乃至数十名に対し」「信仰の強化に努め」等と記されています(現代表記に改めた)。時の国家権力が記録した“罪状”は、仏法の眼に照らせば、かえって死身弘法の証明となります。
 当時の座談会も内容の柱は「体験発表」。冒頭の資料には「貴重なる体験は砂中の金である」「そのまま自分のものとして信仰の増進を計り以てお互に幸福な生活を築こうではないか」とあります。特高警察の監視下でも、信仰の喜びが語り合われていたのです。  

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2017年11月16日

「すみません」と「ありがとう」

 なぜ日本人は「すみません」と謝ってばかりいるの?――多くの外国人が不思議がるという。「すみません」は謝罪のほか、物事を依頼する場合、さらに感謝を表す時にも使える。便利な言葉で、多用しがちです。
 だが、同じ感謝の言葉なら「ありがとう」と言われるほうが、気持ちがいいですね。両者の違いは、語源を確認すると分かりやすい。
 「すみません」は「済む」を打ち消した「済まない」の丁寧語で、相手に対して〝このままでは自分の気持ちが済まない〟という意味。一方、「ありがとう」は、相手の好意を〝めったにない立派なこと〟と称賛する「有り難い」から派生した。自分の心に重点を置く「すみません」より、相手をたたえる「ありがとう」のほうが、受け手の心に直接、響くでしょう。  

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2017年11月15日

色の違い

 染織家の志村ふくみさんは、日本独特の美意識を表す色に、茶とねずみの2色を挙げる。梅や桜、さらには野草と、「およそ山野にある植物すべてから鼠色は染め出せるのです。しかも一つとして同じ鼠はないのです。百種の植物があれば百色の鼠色がでる」(『一色一生』講談社)
 「四十八茶百鼠」という言葉があります。同じように見える茶色やねずみ色でも、実は多彩な色合いがあることを意味します。その何十、何百という繊細な色の違いを、人が識別できるからこそ、存在する言葉なのでしょう。  

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2017年11月14日

AED

 今、目の前で人が倒れたら、救命救急のためにとっさに動けるだろうか。心肺停止の場合、経過時間1分あたり7%から10%、生存率は下がるそうです。
 救急車到着まで平均で7分。この生死の境目で最大の武器となるのがAED(自動体外式除細動器)です。市民に解禁されて13年。AED普及協会によると、日本は普及率世界一ですが、使用率は低いそうです。「一刻を争う現場に素人が立ち入っていいのか」との、未使用者からの声も多いそうです。  

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2017年11月13日

大黒柱

 戦前に造られた庶民の住宅を古民家と呼ぶそうです。豪雪地帯では、雪が落ちやすい合掌造り。亜熱帯気候の地域では、強い日差しを避けるため軒が低いのが特徴です。
 外見は多様ですが、中の間取りは似通っているようです。『日本の家』(中川武著、角川文庫)によれば、標準的なのは、入り口に土間があり、続いて揚床部分がある。特徴は土間と揚床の境にある「大黒柱」です。大黒柱は最初に建てられ、建物を支えることから転じて、組織や団体などで中心的な役割を果たす人を指すようにもなりました。  

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2017年11月12日

まず行動すること

 アメリカ心理学の父」と呼ばれたウィリアム・ジェームズは、「なにかの美点を身につけたいときは、すでにそなわっているかのように行動すればよい」(木村博江訳)と言っていますが、まさに至言ですね。自己を変革するには、まず行動することです。
 一歩でも、困難に挑んでみる。一人でも多く、友に尽くしていく。たとえ“小さな行動”でも、積み重ねていけば“大きな人格”が築かれ、幸福への礎になるのを確信して。  

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2017年11月11日

なぜ、創価大学は試験に強いのか

 なぜ、創価大学は試験に強いのか。法学専門の教授が語っています。「自分の合格は、本当の意味でのゴールではない。後に続く後輩を親身になって応援し、合格に導く。その時に初めて、自分も真に合格したといえる――そういう気風と伝統があるから、創大は強いんです」と。
 国家試験だけではない。就職活動も、活躍目覚ましい駅伝や野球などのスポーツも、全て相通ずる部分があります。卒業生は折あるごとに母校を訪れ、地味なサポート役を買って出たり、激励を重ねています。
 人に尽くすことは、自己犠牲ではありません。自他共の幸福こそが、何物にも代え難い喜びとなる――「開拓魂」と「母校愛」をもった彼らが、私たちに教えてくれているのです。  

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2017年11月10日

心を結んでくれる

 ある女性が、中国・武漢大学に留学した時の話です。彼女は中国文化に触れたいと、伝統楽器の二胡を習ったそうです。その際、現地の人から「中日の歴史認識の違いをどう思うか」と聞かれ、返事に窮してしまいました。すると、別の中国人が「そんなこといいじゃない」と、助け舟を出しました。「友好といっても、二胡を習う日本のあなたのように、相手の国を知ることから始まるはず」と。
 文化を学ぶ。人間が触れ合う。この一つ一つの小さな流れが、やがて国と国の友好という大河となるのです。当たり前のようですが大切な「原点」を、彼女は確認することができました。
 文化は民族や言葉の違いを超えて、心を結んでくれるのです。  

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2017年11月09日

将棋と囲碁

 将棋と囲碁は盤上で対局します。決定的に違うのは、将棋の駒には動かせる方向が決まっているなどの特徴がありますが、白と黒の碁石一つ一つには、決まった役目がないことです。
 碁笥に入っている石の形は同じでも、碁盤の、ある場所に打たれるや、その石にしか果たせない役割が生じ、時には対局の行方を左右します――人生も同じでしょう。自身がいる場所で使命を果たす時、物事の局面を大きく変えていけるものです。  

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2017年11月08日

雑用が多くて・・・・

 物理学者の中谷宇吉郎が新たな赴任先に就く際、師の寺田寅彦がアドバイスを送ったそうです。「雑用が多くて仕事が出来ないということは決していわないようにし給え」。中谷は“忙しさに追われるたび、幾度となくこの言葉に救われた”と述懐しているそうです。(『中谷宇吉郎随筆集』岩波文庫)  

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2017年11月07日

何を発見するかだ

 「今学期はどんな内容をカバーする(扱う)のですか」。学生の質問に教授が答えました。「重要なのは君が「今学期はどんな内容をカバーする(扱う)のですか」。学生の質問に教授が答えた。「重要なのは君が何をディスカバー(発見)するかだ」。言語学者チョムスキー氏が、教育の理想として紹介した話です。(『知の逆転』NHK出版新書)
 求められる教育は、知識の蓄積ではなく「他の人たちと協力して独自の創造的な仕事をすること」だと氏は強調しています。思索は他者と分かち合うことで価値を生むのです。  

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2017年11月06日

情報の向こうに

 「○○について調べてくること」。小学校等でよく出される課題ですね。ただ最近は、同じようなまとめ方をする児童が増えているそうです。教師がやり方を聞くと、それぞれがインターネットの検索結果をそのまま使っていたそうだったのです。
 児童を注意すると、「ネットには何でも載っているし正しい。なぜ、わざわざ他の手段を使って調べなければならないのか」と逆に聞き返されたという(「CNET Japan」)
 手軽さのあまり、私たちはネットで検索した情報を安易に利用しがちです。子どもがまねするのは無理もない事です。だが情報を鵜吞みにすれば振り回されることもあると教えたいものです。慶応義塾大学特別招聘教授の下村健一さんは、情報を適切に使いこなすには、「想像力のスイッチを入れること」だと語っています。
 例えば、初めて目にする情報にも結論を急がない。一方的な見方で決め付けない。発信する際も、相手を傷つけていないか、分かりやすい文面か、などと考えを巡らすことであると。
 言い換えれば、情報の向こうに「人の顔」を思い浮かべられるかどうか。メールやLINEなど文字で意思疎通する機会が増えた今、その重要性はなおさらです。子どもたちの言葉への感性を磨くには、心を分かち合う人間交流が一層大切になってきます。  

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2017年11月05日

ヒマラヤ

 ここはネパール・カトマンズの近郊の丘。「条件が良ければ、ヒマラヤがきれいに見える」と地元住民にも人気のスポットだそうです。
 1995年の11月、創価学会の池田SGI会長はこの場所で、夕焼けに染まるヒマラヤを写真に収めました。山を覆っていた雲が流れ、王者の峰が姿を現したのは、一瞬の出来事。まるでヒマラヤが、SGI会長の来訪を祝福しているようだった、と同行した友は振り返ります。
 当時、空き地が広がっていた丘は、今では、道路がきれいに舗装され、地域有数の高級住宅も立ち並んでいるそうです。  

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