2017年11月16日

「すみません」と「ありがとう」

 なぜ日本人は「すみません」と謝ってばかりいるの?――多くの外国人が不思議がるという。「すみません」は謝罪のほか、物事を依頼する場合、さらに感謝を表す時にも使える。便利な言葉で、多用しがちです。
 だが、同じ感謝の言葉なら「ありがとう」と言われるほうが、気持ちがいいですね。両者の違いは、語源を確認すると分かりやすい。
 「すみません」は「済む」を打ち消した「済まない」の丁寧語で、相手に対して〝このままでは自分の気持ちが済まない〟という意味。一方、「ありがとう」は、相手の好意を〝めったにない立派なこと〟と称賛する「有り難い」から派生した。自分の心に重点を置く「すみません」より、相手をたたえる「ありがとう」のほうが、受け手の心に直接、響くでしょう。  

Posted by mc1460 at 13:25Comments(48)TrackBack(0)つぶやき