2015年02月28日

「褒める」と「おだてる」は違います

 法華経は、励まし、褒めたたえる経典です。創価学会版の御書に「法華経二十八品で、重要な法理を述べた部分はわずかで、褒める言葉が多いと思っていきなさい」(1242㌻、通解)と記されています。
 「褒める」と「おだてる」は違います。「褒める」とき、人は相手の可能性を心の底から信じている。その心が強い分、相手の心の奥まで伝わる。褒められた喜びは大きな自信となり、思いもしない力を発揮させるのです。
  

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2015年02月27日

新たな“難敵

 脊椎動物が陸上に進出したのは約4億年前の事です。その理由は今日も研究の途上ですが、呼吸で酸素を得るには、水中よりも大気中が、はるかに有利なことは確かです。
 水が含む酸素の最大量は、同じ体積の空気に比べて約30分の1しかありません。しかも水は大気に比べて重く、魚がえらに新鮮な水を送り込むには、大変な労力を要します(岩堀修明著『図解・内臓の進化』講談社)
 だが半面、魚のえらは限られた酸素を最大限に取り込む機能を発達させた。その能力は陸上動物の肺を上回るという。一方、陸に上がった脊椎動物は、乾燥や重力という新たな“難敵”と戦うことで、進化していったのです。  

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2015年02月26日

細かい修正

 今月、没後451年を迎えたルネサンスの巨匠ミケランジェロは、誰も気づかないような作品細部の調整に徹する人だったそうです。ミケランジェロは語っています「細かい修正など取るに足りない問題かもしれません。しかし、そのようなことが積み重なって美は完成します」「どんなにささいな問題でも重要な意味を持つのです」と。(サミュエル・スマイルズ著『自助論』三笠書房)  

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2015年02月25日

怖いもの知らずは若さの特権

 怖いもの知らずは若さの特権といえます。人生経験が少ない分、余事を考えず、目の前のやるべきことに集中できるからです。
 しかし、一度その自信を折られ、壁に直面した人間は、自身の心を見つめ、戦うことの意味を考え始めます。そのとき、人生の先輩が支えになれることがあるのです。  

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2015年02月24日

手話を話す人

 「耳の不自由な人」ではなく、「手話を話す人」と言ってほしい――ろう者の方にこう言われました。音で聞く言語があるように、手話という「目で見る」言語があります。
 手話では、手の形や動きとともに、顔の表情や顎の動きも重要です。例えば「食べる」。その意味を手で示した後に、顎を引き、眉を上げて相手の目を見れば、「食べる?」と疑問になります。顎を軽く出して戻すと、命令の「食べなさい」。「食べない」時は、目をつぶって軽く首を横に振ります(亀井伸孝著『手話の世界を訪ねよう』岩波ジュニア新書)  

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2015年02月23日

宇宙大

 宇宙は不変ではなく、〝成長〟している。しかも、勢いを増しながら。「宇宙は、これまでも、これからも、永遠に青年であり続ける」。ロシアの宇宙開発の父・ツィオルコフスキーの言葉です。
 日蓮大聖人は、妙法という宇宙と生命の大法則に則って生きる人の心に、〝青年の活力〟が躍動することを教えられた。「年は・わかうなり福はかさなり」(創価学会版・御書1135ページ)と。もちろん、生老病死から何人も逃れることはできません。しかし、人のため、地域のため、世界のためという大目的に生き、それぞれの課題に挑戦していくなかに幸福がある。妙法を持つ人の心の成長は宇宙大なのです。  

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2015年02月22日

職人の手

 優れた外科医を、よく「神の手を持つ」と表現します。だが、全国にその名を知られる脳動脈瘤治療の第一人者、脳神経外科医の上山博康氏は「『神の手』よりも『匠の手』『職人の手』を持ちたい」と語っています。職人なら弟子に伝えられる。選ばれた人だけの「神の手」では困るんです――と。
 上山博康氏は29歳の時、生涯の師と仰ぐ故・伊藤善太郎医師と出会った。「患者の思いに応えるのが医者の仕事だ」。それが師の口癖だった。生き方にもそれを貫いた師であった。「神の手」よりも「職人の手」――上山氏の言葉には、根本は師匠から学んだという謙虚さ、自負がにじんでいます。氏は、迷った時、いつも「伊藤先生ならどうしたかな」と考えてきたという。そうして「自らを鼓舞していたんでしょうね」と(『プロフェッショナル 仕事の流儀9』NHK出版)  

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2015年02月21日

10を目指して

 携帯電話や自動車のナンバーなどに、好きな番号が選べるサービスがあります。ホテルに泊まると、「死」を連想させる4や、欧米で不吉とされる13などが欠番の所があります。気になり出すと、捨てておけないのが数字というもののようです。
 いい数字といえば、ラッキーセブンの7や末広がりの8が思い浮かびますが、「9」と答えた婦人がいました。彼女曰く「10に一つ足りない」ところがいいという。10を目指して努力するところに成長があり、希望があると思う、とにっこり答えました。  

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2015年02月20日

真の宗教

 “宗教とは、人間が生きる、この神秘的な世界の地図のようなもの〟と表現したのは、英国の歴史家トインビー博士です。さらに博士は「それは人生に不可欠なものです」(『池田大作全集第3巻』所収『21世紀への対話』)と。
 確かに人生は神秘的です。どうしようもない不幸な出来事も起こります。しかし、そうした荒波をも乗り越えて、幸福の港へと進みゆく、確かなる軌道が必ずあるはずです。それを指し示し、導いてくれるものこそ真の宗教です。  

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2015年02月19日

贈りもの

 ある、すし店の店長の話です。修業時代、やっともらえた休暇で、久々の帰郷をすることに。とはいえ、新米ゆえの薄給。往復の汽車賃で財布は底をつき、土産を買う余裕などない。そこへ親方から数個の卵を渡された。“玉を焼いて手土産にしろ”と。
 いつもは饒舌な母が目を潤ませ、黙って箸をつけていたという。母がかみしめたのは、親方の真心、そして、息子が自分で決めた道を真っすぐに進んでいることへの喜びだろう。母にとって、わが子の成長した姿以上の贈りものはないからです。  

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2015年02月18日

黒糖

 農家が丹精込めて育てたサトウキビを圧搾して、そのしぼり汁を煮詰めて作る「黒糖」。10キロのサトウキビからできる黒糖は1キロ程度。ひとかけらの黒糖に、多くの人々の労苦が凝縮しています。
 「沖縄・宮古島伝統の黒糖を作ろう」。宮古伝統文化保存委員会が、昔ながらのシートーヤー(製糖小屋)を再現した。シートーヤーが大規模な製糖工場に替わり、姿を消してから数十年ぶりの復活でした。
 この再現の模様を記録して出版されました、教育者の宮国猛さんは「戦後の宮古伝統の黒糖作りの原点」と高く評価しています。事実、再現後、島の各地でシートーヤーによる黒糖作りが盛んに行われています。  

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2015年02月17日

役者として光るものを

 俳優の仲代達矢さんが、まだ無名のころ、黒澤明監督の映画「七人の侍」に出演しました。せりふがなく、数秒だけ登場する浪人役。だが、監督から何度もげきが飛ぶ。歩くだけの撮影に6時間も要し、その間、他の役者らを待たせた。屈辱を感じ、〝うまくなってやる〟と誓ったそうです。
 7年後、「用心棒」の出演依頼が届いた。黒澤監督は、仲代さんに役者として光るものを感じていた。だから「七人の侍」のとき、あえて演技の厳しさをたたき込んだのだ(高橋豊著『幻を追って』毎日新聞社)  

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2015年02月16日

こんにちは、お元気ですか

 毎日、散歩を欠かさない高齢の夫妻がいます。以前は、障がいのある妻が外出を嫌い、互いに気持ちが塞ぐばかりだったそうです。ある日、夫が妻を外に連れ出した。妻を気遣いながら抱えるように歩く。道行く人は、仲睦まじい夫妻に笑みを投げかけ、見守ってくれました。
 そのうち、妻の方から会う人ごとに声をかけ始めました。やがて、一人また一人と、あいさつを返してくれるようになり、気がつけば、夫妻が言葉を交わす相手は40人近くに。最初の一歩、そして最初の一声が、豊かな人間関係に導くスタートでした。
 そもそも人の「声」は、声帯だけで出すものではないといわれています。肺、気管、喉頭、咽頭、鼻、顎、口(歯、舌、唇など)が、本来の役割を離れて働き、複雑な連携プレーの果てに生み出される“奇跡の音”です。
 「こんにちは、お元気ですか」と言うだけでも、100を超す筋肉が無意識のうちに協調し、心の思いを外に開放してくれているのです(アン・カープ著、梶山あゆみ訳『「声」の秘密』草思社)  

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2015年02月15日

友情の春

 深い友情といっても、きっかけは、日常的な声掛けから始まることが多いと思います。創価学会・池田名誉会長夫人の『香峯子抄』には、若き頃、東京・大田のアパートに住んでいた際、共同の洗濯場でおしめを洗う時に同じく赤子を抱える人と知り合いになり、半世紀を超えて友好が続く話が紹介されています。
 あいさつは「こちらから」「明るく」「笑顔で」――近隣友好を深める“達人”の方々は語っています。「真心の声掛けが、わが地域に出会いの春、友情の春を運んでくる」と。  

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2015年02月14日

柱を支える土台石

 創価学会の戸田城聖第2代会長は生前、大衆作家・山本周五郎の作品を愛読していました。池田名誉会長も、たびたび、味わい深い彼の箴言を青年たちに贈っています。きょう2月14日は彼の祥月命日。没後48年に当たります(1967年逝去) 短編集『小説 日本婦道記』は、昭和18年上期の直木賞に推されながら、受賞を固辞した作品です。収録作「松の花」は、紀州徳川家の年寄役が、妻の死後、それまで気付かなかった”内助の功”を思い知り、深い感慨を覚えるという物語です。
 藩の記録として女性の伝記編さんを担う主人公が、最後に、こうつぶやきました。「世間にはもっとおおくの頌むべき婦人たちがいる、その人々は誰にも知られず、それとかたちに遺ることもしないが、柱を支える土台石のように、いつも蔭にかくれて終ることのない努力に生涯をささげている」と。  

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2015年02月13日

民衆しかない

 明治維新の大教育者・吉田松陰。彼は思想家であると同時に“現場の人”でありました。人と会い、深く観察して見聞を広げよと、「飛耳長目」の大切さを弟子に説きました。自らも、東北から九州まで歩き、徹底して人と会いました。「民衆しかない」と“草莽崛起(民衆決起)”を訴え、日本変革の礎となったのです。  

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2015年02月12日

充実の日々

 関西の高齢者の集まりで、盛り上がった話。「高齢になると『キョウイク』と『キョウヨウ』が大事や」と一人。「そや、『教育』と『教養』は、いくつになっても大事や、頭働かせたら、老化防止になるとテレビで言ってた」と他の人。すると「いや、それも大事やけど、僕が言ってるのは別の『キョウイク』と『キョウヨウ』や」。「別のって、なんやねん?」と。
 曰く「『今日行くところがある』『今日用(用事)がある』ことが、大事ってことや」。集会所は大爆笑。そして、皆、うなずいた。その人は、趣味のハーモニカで、障がい者施設などを毎日のように回り、「キョウイク」と「キョウヨウ」で充実の日々だそうです。  

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2015年02月11日

おにぎりにも合う

 大雪が降った朝、ペットボトルの熱い紅茶を買った。見るとパッケージに「おにぎりにも合う」という趣旨の表記がありました。試してみると、意外にその通りでした。緑茶も紅茶も、葉自体は同じなので、不思議はないのかもしれない。「米には緑茶」というイメージが、少し変わりました。  

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2015年02月10日

ファースト・ペンギン

 ペンギンは、氷上で群れをなし、穏やかに暮らしているように見えますが、餌の小魚をとる時は命懸けです。海中には、どんな天敵が待ち構えているか分からない。そのため、水辺で列をなし、あたかも譲り合うように足踏みするのです。
 そんな停滞感を破り、まず飛び込む1匹が「ファースト・ペンギン」です。これを目にした仲間たちは、せきを切ったように一斉に飛び込む。1匹目は当然、アザラシやシャチに襲われる危険性が高い。だが、この1匹目がいるからこそ、群れ全体は生き永らえる。「ファースト・ペンギン」は英語の慣用句でもあり、恐れを知らずに未知の分野に挑む人を指します。
 脳科学者の茂木健一郎氏によると、ペンギンは飛び込む瞬間、不安、恐怖、喜びなどの感情がフル回転するという。人間も、決断、判断を迫られ、不確実な未来に立ち向かうことで脳は発達する、と述べています。  

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2015年02月09日

天から送られた手紙

 雪の結晶は大気圏の高層でつくられ、地表に降る間に成長します。その途中の大気の条件によって形を変え、粉雪、ぼたん雪などの違いが生まれるそうです。雪の研究の第一人者である中谷宇吉郎は、雪を〝天から送られた手紙〟と言いました。地表の雪を調べれば、はるか上層の気象の状態が分かるからです。
 彼は自らの信念を、こう書き残しています。「一見不可能なことでも必ずできると思ってやれば大抵のことはできるものだ」(「冬の華」、『中谷宇吉郎随筆選集第1巻』所収、朝日新聞社)  

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