2015年02月09日

天から送られた手紙

 雪の結晶は大気圏の高層でつくられ、地表に降る間に成長します。その途中の大気の条件によって形を変え、粉雪、ぼたん雪などの違いが生まれるそうです。雪の研究の第一人者である中谷宇吉郎は、雪を〝天から送られた手紙〟と言いました。地表の雪を調べれば、はるか上層の気象の状態が分かるからです。
 彼は自らの信念を、こう書き残しています。「一見不可能なことでも必ずできると思ってやれば大抵のことはできるものだ」(「冬の華」、『中谷宇吉郎随筆選集第1巻』所収、朝日新聞社)  

Posted by mc1460 at 11:19Comments(1)TrackBack(0)つぶやき