2014年05月31日

翼君

 日本の漫画文化は評価が高いそうです。日本には「鉄腕アトム」で有名な手塚治虫氏や、「もののけ姫」の宮崎駿氏など優れた作家が多い。テレビドラマも今、漫画が原作の番組が好評だそうです。
6月、サッカーのワールドカップがブラジルで開かれますが、サッカーを題材にした日本漫画に「キャプテン翼」があります。今や全世界でベストセラーになっています。
フランスの有名選手だったジダンも、この漫画をきっかけにサッカーに打ち込むようになったそうです。主人公の「翼君」はフランスでは「オリーブ君」、イタリアでは「ホーリー君」。内戦に明け暮れたイラクでは「マージド君」として、子どもたちに慕われているそうです。  

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2014年05月30日

見えない障害バッジ

 「大切なものは目にみえない」。作家サン=テグジュペリの名作『星の王子さま』の一節が刻まれた、「見えない障害バッジ」が話題を呼んでいます。
これは内部疾患や発達障害など、認知されにくく、福祉政策でも支援を受けづらい、目に見えない障がいや困難を抱える人のためのバッジです。外見では気付かれにくいため、怠け者と思われたり、電車でも席を譲ってくれない。そんな状況を何とかしたい、と難病患者らの輪から誕生したものです。
反面、障がい者に文字通り、「レッテルを貼る」ことにならないか、差別につながらないか、との懸念はあります。しかし、病気に限らず、人は何かしら内面に苦悩を抱えているもの。表面に出ない“小さな声”に気付き、手を差し伸べるきっかけを作りたいという、関係者らの姿勢に共感を覚えます。

  

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2014年05月29日

外科医

 これまで、なんと6000人以上の心臓疾患者の命を救ってきた、外科医の天野篤氏。氏が形見として大切に持つのは、父親の心臓に付いていた小さな人工弁です。
父親は心臓の疾患で亡くなりました。2度目の手術には、助手として最善を尽くし、3度目にも立ち会ったそうです。だが、父を救うことはできなかったのです。「父のような患者さんの姿は見たくない」。この悔しさが、最高の心臓外科医に、と誓うきっかけとなりました。
“神の手”などのマスコミの評に、氏自身は違和感を持つています。“手術に偶然の要素があってはならない。偶然性を排除し、必然性をつくっていく。それが手術を成功させるプロセスだ”と(『この道を生きる、心臓外科ひとすじ』NHK出版)。一回一回の手術に“勝つ”ために、何度もシミュレーションを行う。命を守ることに徹するのみです。  

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2014年05月28日

地味なことに真面目に命を注ぐ人

職人が木製のじょうごを作ろうと、ろくろをひいています。金物では酒やしょうゆの味が変わってしまうと、この木製のじょうごを他県の酒屋も求めに来るそうです。
製品はひいた後、4年ほど乾燥させてから仕上げの作業をするため、完成に長い年月がかかります。安価な品でも、それほどの心と手間を注ぐ〝正直な仕事〟は美しい。そんな話が柳宗悦『手仕事の日本』(岩波文庫)に紹介されています。
地味なことに真面目に命を注ぐ人がいます。その努力が見逃されず、評価されていると知れば、心が温かくなります。  

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2014年05月27日

雑草の生き方

畑や空き地、庭の隅、道ばたで生きる雑草。ふだんは気にもとめてもらえない。それどころか、厄介者扱いです。しかし雑草は、何度踏まれても生き抜く。抜かれてもまた生えてくる。しぶとい。だから、カタバミという雑草の一種は、家紋の図柄によく使われています。これには子孫が末永く続くように、との願いが込められているそうです。
雑草のたくましい生命力の秘密は「逆境」にあると、農学博士の稲垣栄洋氏が『身近な雑草の愉快な生きかた』(筑摩書房)に記しています。例えば葉が大きなオオバコ。人が通る道やグラウンドに生えるのは、どの草も避ける厳しい環境に身を置くことで、他の植物との競合を避けられるからなのです。さらに踏まれることで、葉も茎も鍛え上げられます。逆境を成長へのバネにしているのです。加えて、人や動物の足に付着した種子も遠くへ運んでもらえる。氏は「どんな環境 であっても、必ず花を咲かせて実を結び、種を残す。これが雑草の生き方である」と綴っています。  

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2014年05月26日

方言

贈り物に添えられた「わざと」の3文字を見ると、一瞬、なんだろうと戸惑う事でしょう。これは「心ばかりの」を意味する埼玉・秩父地方の方言で、年配の方は今もよく口にするそうです。
地方で育まれた言葉は、実に豊潤です。世界的な口承文芸学者の小澤俊夫氏は、「方言」ではなく、「土地言葉」という言い方を大事にし、その地域の言葉で語られる昔話の再構築に尽力しています。とともに、発音や抑揚など、土地言葉を活字に残す難しさを痛感しているそうです。  

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2014年05月25日

写真の日

きたる6月1日は「写真の日」です。 1951年に制定されました。写真が生まれて約200年、日本に渡って150年程。科学技術の進歩とともに、写真は幼児が撮影できるほど身近な文化に育っています。
全く同じ写真は、この世に2枚とありません。同じ機材、同じ場所から撮っても、人によって違いが出てきます。写真は撮られた風景と撮った人の心、その両方を映すも のだからなのです。
「写真を撮るのは、カメラではない。人間である」「如々として来り、去る、瞬間、瞬間の生命。そのかけがえなさを惜しむ心が、シャッターを押 させる」と、創価学会の池田名誉会長は綴っています。  

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2014年05月24日

一本残った松の木

大津波で壊滅した岩手県陸前高田市の高田松原で、たった一本残った松の木。残念ながら枯れてしまいましたが、今、復興のシンボルとして生まれ変わっています。
この海岸沿いに は、江戸時代の初めまで防風、防潮設備は一切なく荒れ地が広がっていました。海が荒れ、怒濤が押し寄せると、せっかく造営した耕地は無残に破壊されたそうです。
この自 然の猛威に立ち上がったのが、地元の豪商・菅野杢之助でした。1667年から地域農民と協力し、赤松苗の植栽を開始ししました。植えた苗の本数は6200本余。 事業半ばで杢之助は他界しましたが、その後を子の七左衛門、孫の八三郎が受け継ぎ、1万8000本を植栽したという(『三陸海岸と浜街道』吉川弘文館)  

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2014年05月23日

薩摩の教育法

 明治の革命を担った薩摩には、「詮議(せんぎ)」という特徴的な教育法がありました。
「もし、こうなったら」と、子どもにさまざまな仮定の問いを投げ掛けるのです。その他 「道を歩いていて脇の塀の上から唾を吐きかけられたら、どうするか」など、考えさせる訓練を繰り返したそうです。
江戸時代になり、武士の教育は四書五経の暗記のような形式的なものが広がりましたが、薩摩では知識よりも知恵を重んじました。僻遠の地で育まれた判断力が、新しい時代の波をつくったのです(磯田道史著『歴史の愉しみ方』中公新書)
知識を身に付けるなら「座学」が適します。だが、判断力、発想力を磨き、知識を現実に生かしていくには、問いを投げ掛け、語り合う実践が効果的です。そこから、知恵が生まれるのです。  

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2014年05月22日

日本の植物学の父

 今日22日は、「日本の植物学の父」牧野富太郎博士の生誕152周年です(旧暦では4月24日生まれ)。
しかし彼は、採集標本50万点、新種の命名1000という業績に不釣り合いな冷遇の人生でした。それは小学校中退という学歴のためか、正当な待遇を得られず、理学博士となったのは65歳。しかし、「草木の精かも知れんと自分で自分を疑います」と言うほどの情熱で研究に命を捧げ、後世の人々が仰ぎ見る人生を生き抜きました。  

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2014年05月21日

偉大な精神

創価学会の池田名誉会長に名誉教育学博士号を授与した一つにカナダの名門ラバル大学があります。同校は1663年にケベック神学校として創立されました。卒業生は24万人にのぼり、歴代首相らを輩出する名門校に発展しています。
発展の礎を築いたのは三代の師弟でした。19世紀前半、ドゥメール校長のもとで、若きホームズが教頭として活躍。師弟の奮闘で学校は大きく発展しました。1852年、正式に大学になりました。二人の理念は弟子のカゾー初代学長に受け継がれ、実現されていったのです。
三代の教育者の理念は、時代を超えて生き続けました。ある卒業生は、19世紀後半の学内の様子について回想しています。「誰もがドゥメール、ホームズ、カゾーの名前を知っており、彼らの多大な人望が語られるのを聞いた」。その偉大な精神は今日も輝いています。  

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2014年05月20日

日食は天からの警告

かつて中国や日本では、日食は天からの警告とされ、君主や国の命運が尽き、災いの起こる予兆と恐れられていました。その為、仏典の薬師経や仁王経にも、七難の一つとして挙げられ、日蓮大聖人も「立正安国論」に引かれています。
今では日食の起きるメカニズムが解明され、時間・場所が高い精度で予測できます。日食という一つの出来事を通して、世界が同じ空を見上げる一日に、「地球人」の自覚を高め、かけがえのない生命に思いをいたすこともあることでしょう。その意味で、今もなお日食は、争い貪る人間社会への警鐘の役割を果たしていると言えるかもしれません。  

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2014年05月19日

信念を貫いた人の言葉

 著名な精神科医・神谷美恵子氏が綴っています。〝本当に生きている〟という実感を得るには、「生の流れはあまりになめらかであるよりはそこに多少の抵抗感が必要」と。また、「生きるのが苦しい時間のほうがかえって生存充実感を強める」とも(『生きがいについて』みすず書房)
氏は、結核と闘い、夫や病弱なわが子を支え、ハンセン病患者の治療に生涯をささげました。苦難に屈せず、気高き信念を貫いた人の言葉だけに、含蓄深いですね。  

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2014年05月18日

身の差し入れ

対話において「聴くこと」がいかに大切か。心をケアする専門職「精神対話士」も、聴くことを重視しています。「相手の立場に立って、相手の気持ちを想像し、一緒につらさや楽しさを共有することが重要」で、「共感」こそ対話には不可欠という。反対に「早急な助言」は反感を招くことも。仮に助言が的を射ていたとしても、相手の心は満たされないことがある(メンタルケア協会編著『人の話を「聴く」技術』宝島社新書)
ある精神対話士は、会って励ますことを「身の差し入れ」と表現しています。飲食物を差し入れるように、悩みを聴くために自分の身を差し入れる。電話やメールで相談された時でも、直接会って話を聴くべきと。(前掲書) 納得!!  

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2014年05月17日

脳を活性化

 ふだんの生活を少々、見直すことで、脳を活性化することができるそうです。神経内科学が専門の北村伸日本医科大学教授は、そのための具体的なポイントとして「人を褒める」「グループ活動に参加する」「1日3人以上の人と話す」などを挙げている(NHKテレビテキスト『きょうの健康』)
東日本大震災以降、とりわけ“人と人との絆”の大切さが強調されています。確かに、他者とコミュニケーションを取ったり、共感したりすることは、同時に、自らの脳を生き生きさせる方法でもあります。  

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2014年05月16日

話し相手サービス

電話で愚痴や悩みを聞いてもらう、有料の〝話し相手サービス〟があるそうです(「R25」)。サービス内容は24時間、専属スタッフが対応するそうで、利用者が話す内容は、仕事か ら家庭、子育て、将来のことまで多岐にわたっているそうです。
スタッフ曰く 「あいづちは句読点のように打つ」「話を聞くよりも、相手の気持ちに寄り添う」「具体的なアドバイスはしな い」などが聞き上手の極意とか。
迷惑がられたり、厳しい指摘を受けて傷つくこともなく、癒やしを得られることが、受けている理由でしょうか。常に他者との〝距 離感〟を計り、〝空気を読む〟ことに気を配りつつ、それでも、人との強いつながりを求める。そんな現代人の心の葛藤が透けて見えます。  

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2014年05月15日

制作への情熱

染色の伝統技法の一つに「柿渋染め」があります。歴史は古く、衣類に使用されたのは平安時代に侍が着ていたものが始まりとされます。原料が渋柿であるため、茶系色が一般的でしたが、独自の技術で鮮やかな色を出すことに成功したのが染色工芸作家の山本玄匠氏です。
氏の染色手法は独特です。染料を素手に付けてから生地を染めます。「自分の手を通すと、染めの感触が伝わってくる」。色鮮やかに染められた作品は数々の賞に輝いています。パリコレクションでも紹介されるなど世界の注目を集めてきました。
しかし、氏は11年前、脳卒中で倒れ、左半身にまひが残る状態で現在、右手だけで作業を続けています。大病を患ったが、制作への情熱は病気の前よりも強くなったという。  

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2014年05月14日

本物は苦闘の中から生まれます

本物は苦闘の中から生まれます。世界文学の金字塔ダンテの『神曲』もそうです。
愛する人の突然の死と、祖国からの追放という苦悩に襲われた、13世紀イタリアの詩 人ダンテ。「他人のパンがいかに辛く/他人の家の階段の上り下りがいかに辛い道であるか」(平川祐弘訳)。流浪の中で綴られた詩人の一言一句が胸に染みります。
地獄・煉獄・天国の3界をダンテ自身が旅する『神曲』の物語は、彼が文学上の師匠とした古代ローマの詩人ウェルギリウスが導き手となって進みます。試練の旅 を勝ち越えたとき、師は弟子をこう讃える。〝君は、君自身の主なのだ〟と。
人間とは、運命に流されるだけの存在ではない。自分が自身の主となって、困難にも立ち向かい、乗り越えていけるのです。  

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2014年05月13日

竹の成長速度

一雨ごとに筍は成長するといわれますが、竹の成長速度は驚異的です。マダケは1日に121㌢成長した記録もあるといいます。
主な植物が芽の先端の「成長点」で細胞分裂を行うのに対し、竹は全ての節に「成長帯」があり、そこで一斉に細胞が分裂し、一挙に伸びていくからです(テレビ朝日「奇跡の地球物語」から)  

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2014年05月12日

道しるべ

 線路脇の道端で、一組の父子がタンポポの花を摘んでいました。男の子が一輪の花を抜く。「わあっ」と歓声が上がった。かたわらで、綿毛が日差しのなかに舞った。
男の子は、大人になっても、この瞬間を覚えているだろうか。子どものころ、胸に刻まれた感動が道しるべとなって、人生を導くことがあります。  

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