2014年05月27日
雑草の生き方
畑や空き地、庭の隅、道ばたで生きる雑草。ふだんは気にもとめてもらえない。それどころか、厄介者扱いです。しかし雑草は、何度踏まれても生き抜く。抜かれてもまた生えてくる。しぶとい。だから、カタバミという雑草の一種は、家紋の図柄によく使われています。これには子孫が末永く続くように、との願いが込められているそうです。
雑草のたくましい生命力の秘密は「逆境」にあると、農学博士の稲垣栄洋氏が『身近な雑草の愉快な生きかた』(筑摩書房)に記しています。例えば葉が大きなオオバコ。人が通る道やグラウンドに生えるのは、どの草も避ける厳しい環境に身を置くことで、他の植物との競合を避けられるからなのです。さらに踏まれることで、葉も茎も鍛え上げられます。逆境を成長へのバネにしているのです。加えて、人や動物の足に付着した種子も遠くへ運んでもらえる。氏は「どんな環境 であっても、必ず花を咲かせて実を結び、種を残す。これが雑草の生き方である」と綴っています。
雑草のたくましい生命力の秘密は「逆境」にあると、農学博士の稲垣栄洋氏が『身近な雑草の愉快な生きかた』(筑摩書房)に記しています。例えば葉が大きなオオバコ。人が通る道やグラウンドに生えるのは、どの草も避ける厳しい環境に身を置くことで、他の植物との競合を避けられるからなのです。さらに踏まれることで、葉も茎も鍛え上げられます。逆境を成長へのバネにしているのです。加えて、人や動物の足に付着した種子も遠くへ運んでもらえる。氏は「どんな環境 であっても、必ず花を咲かせて実を結び、種を残す。これが雑草の生き方である」と綴っています。
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