2016年04月30日

大道を真っすぐ進め

 『大漢和辞典』は、総計1万5000ページに及ぶ〝世界最大の漢和辞典〟として名高いです。
 著者の諸橋轍次氏は基本に厳しい人でした。辞書の命は正確さ。掲載する語句は、全て原典にあたりました。他の本に引用された文をそのまま使うことは、決して許さなかったのです。氏の座右の銘は「行くに径に由らず」(論語)。〝小道すなわち、近道や脇道ではなく、大道を真っすぐ進め〟との意味です。この姿勢を貫き、〝世紀の大辞典〟を完成させました(『誠は天の道』麗澤大学出版会)  

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2016年04月29日

人間は特定の役割を演じて生きていく・・・・・・

 「演技がかっている」と言えば、一般には偽りなどを連想させ、あまり良い印象を受けません。だが、劇作家の福田恆存氏は“人間は特定の役割を演じて生きていく演劇的な動物”と訴えています。
 人間は本来、“自分は意味のある存在である”との実感を求めます。この実感は、自分が置かれた環境下で、自らの役割を演じきる中で感じるもの。自分の役割を捨てて、他に自由を求めても、決して生きがいを感じることはできない(『福田恆存評論集4』)
 現実は思い通りにならないことが多い。“今の自分は本当の自分ではない”“なぜこんな目に”と境遇を嘆くばかりでは、人生の舞台を降りるのと同じです。  

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2016年04月28日

徳川家康の肖像画

 「顰像(しかみぞう)」といわれる徳川家康の肖像画があります。これは、三方ケ原の戦い(1572年)で、武田信玄の軍略にはまり、戦いに城を出て大敗を喫したとき、家康が描かせました。家康は、その苦虫をかみつぶしたような自身の姿を見て、終生、戒めにしたといわれています。  

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2016年04月27日

一枚の地図

 世界の被災地で復興状況を調べている米国の研究者の“一枚の地図”をしっていますか。地図には巨大ハリケーンで受けた被害の大きさが、その度合いで色分けされるとともに、集落の復興の状態が5段階で示されています。
 「傾向が分かりますか」と、研究者。被害が大きいから復興が遅いわけでも、被害が小さいから復興が速いわけでもない。自身もハリケーンの被災者という研究者は力説しています。「復興のスピードの違いは、お金や行政の力などではありません。『人と人のつながり』の違いなのです」と。  

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2016年04月26日

後継者

 人間の寿命は80年の時代ですが、企業の平均寿命は30年というのが通説となっています。これは、世代の入れ替わるサイクルが約30年であり、後継者が育つか否かが、企業が長く続く鍵を握るといえそうです。
 日本には多くの老舗企業があります。世界最古の企業は大阪の建設会社で、1400年以上も続いています。創業100年以上の「老舗企業」は約2万社もあるそうです。
 平成の大不況どころか、世界恐慌、太平洋戦争などを乗り越えて存続できた理由は、伝統の「継承」と「変革」にあると、企業調査のプロは分析しています。「伝統は守るものではなく、日々新たに創り出すものだ」と(『百年続く企業の条件』帝国データバンク史料館・産業調査部編、朝日新書)  

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2016年04月25日

立正安国論

 弱い者の立場、庶民の側に立つ。学問する人間には、その姿勢が貫かれていなければならない――。これは、立命館大学の安田喜憲教授が語った言葉です。
 環境考古学を専門とする安田教授は、地中深くの堆積物を調べることで、過去の気候変動を年単位で復元する「年縞」という年代測定法を確立しました。その手法によると、鎌倉時代・日蓮大聖人が御在世のころは気候が不安定で、西日本は大干ばつに襲われ、東日本も集中豪雨に見舞われたと分析しています。
 1257年には「正嘉の大地震」が発生。飢饉の苦しみが庶民を襲い、関東では大洪水も起こりました。教授は、こうした状況の中で、大聖人が「立正安国論」を著されたことを強調。「『庶民のため』との行動を貫いた日蓮大聖人の魂を永遠に堅持し続けてもらいたい」と、創価学会への期待を述べています。
 「立正安国論」の御真筆には、「国」を表す71文字のうち約8割に、「くにがまえ(囗)に民」の「■<囗の中に民>」が使われています。この点にも、民の安穏を離れて国土の繁栄はないとする、大聖人の民衆中心の国家観が表れています。  

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2016年04月24日

体にいい人

 「残された時間があとわずかとわかったとき、その大事な時間をどう過ごすか考えてみてください」。著書で、こう問い掛けるのは、医師で「日本笑い学会」副会長の昇幹夫氏です(『泣いて生まれて笑って死のう』春陽堂書店)
 氏は、この世で一番のストレスは「人間関係」であるとし、一緒にいて元気の出る、「体にいい人」と思い出をいっぱいつくるのが一番と強調しています。  

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2016年04月23日

大きな目標

 大きな目標を持たなければ、大成は望むべくもありません。だが、鍛錬と努力がなければ、ただの絵に描いた餅です。人生はよく山登りにたとえられますが、千メートル程度の山を登るつもりで、いつの間にかエベレスト級の頂上までたどり着くことが、あり得ないのと同じです。高い標高を制覇するには、まず、そこを目指すと決め、厳しい精進を続けることが必要になるのです。  

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2016年04月22日

重ねるたびに手直しされた

 私は「赤芽」と呼んでいますが、生垣などに使われるベニカナメモチの若葉は、燃えるように鮮やかです。赤く見えるのは、葉の中のアントシアニンという色素であり、一説では、紫外線から葉緑体を守る働きをしているそうです。葉緑体の機能が発達して守る必要がなくなれば、葉は赤から緑に。ここでも、環境との応戦はやむことがありません。
 詩集『草の葉』が、版を重ねるたびに手直しされたことは有名ですが、さらに表紙の色も、著者の意向で、初版は緑、第3版は赤茶、最終版は褐色に変えられました。
 緑は30代半ばの著者自身の力強い生命を、赤茶は迫りくる南北戦争で流されるであろう兵士の血を、褐色は晩年の心を映し出していたという。常に時代を敏感に察知し、生涯をかけて民衆の心に語り続けた詩人の真骨頂を見る思いです。  

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2016年04月21日

100年先を考えるもの

〝夜回り先生〟こと水谷修さんは、子どもが問題を起こした時も、親が自分や子どもを責めたりせず、その原因を腹を割って一緒に考えることが大事と語っています。「ごめんね」と謝ることがあってもいい。子どもに学ぶ、一緒に考える姿勢があれば、問題解決の糸口は見えてくると。「子どもをどう変えるか」ばかり考えず、子どもと共に、大人も成長しようという意識を持てば、子どもは心を開き、おのずと変わっていくのではないでしょうか。
 国家予算の約4割を教育費に充てるウズベキスタンには〝今を心配するものは穀物の種をまき、100年先を考えるものは学校を建て、教育を与える〟という言葉があるそうです。  

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2016年04月20日

演者の存在感を増す

 何十年も前の事です。当時、俳優座にいた平幹二朗さんが、舞台「ハムレット」で主人公の親友という大役をもらいました。ただ、見せ場のシーンでせりふがない。生と死を語るハムレットの後ろを歩くだけの芝居でした。
 そこで、平幹二朗さんは立ち止まったり、考え込んだりと自分なりの役作りを加えると、演出家に「ただ付いて歩けばいい」と𠮟られたそうです。あえて演出しないことで演者の存在感を増す“芝居の極意”を教わった、と平さんは述懐しています(春日太一著『役者は一日にしてならず』小学館)。表現とはそういうものなのでしょう。  

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2016年04月19日

少人数グループ

 自分一人が何をしても世の中は変わらない――こうした「無力感」は現代の病弊ですが、それをどう打ち破るかが問題です。
 米国原子力規制委員会委員長を務めたグレゴリー・ヤツコ氏は、時間はかかるかもしれないが「変化は可能」と断言しています。そして、文化人類学者マーガレット・ミードの言葉を引いた。「少人数グループが世界を変えることができるということを疑ってはならない。世界はこれまで、そのようにしてのみ変わってきた」と。  

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2016年04月18日

ピラミッド

 面白いなぞなぞを聞きました。判りますか? 「ピラミッドが最初にできたのはどこ?」。
 正解は「作ろうと思った人の心の中」です。どんな大事業も、“やってみよう”と思うことから始まります。同じように、先などとても見えないような苦境も、“必ず突破する”と誓うことから転換へのドラマが動きだすのです。  

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2016年04月17日

先入観

 地下牢に監禁された囚人がいた。ふと思いついて独房の扉を押す。何と扉が開いた。実は、一度も鍵など掛けられていなかったのだ。先入観による落とし穴を表すエピソードとして、英国のチャーチル元首相がした話です。  

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2016年04月16日

自分にしかできない役割

 絵本作家レオ・レオニの代表作に「スイミー」があります。これは、他の仲間と色が違う、スイミーという名の小さな魚の話です。小学校の教科書にも取り上げられました。
 黒い自分が目になって、仲間たちと協力して大きな魚の形を作って泳ぎ、自分たちを食べにきた大きい魚を追い出す――。この物語は、一致団結して協力し合うことの美徳を語っている、と取られがちです。しかし、作者のレオが伝えたかった、もっと大切なことがあるという。
 それは、人には、それぞれに個性と自分にしかできない役割があること。そして、何よりスイミーが、仲間と協力して作る、大きな魚をイメージできたということです(松岡希代子著『レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人』美術出版社)  

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2016年04月15日

真ん中

 4月も半ばとなり、新年度の生活に慣れるにつれ、何か新しいことを始めたくなりますね。ここ数日、「髪形を変えてみようか」という話で盛り上がるグループを、駅や路上で、たびたび見掛けました。
 前髪をそろえる時は「真ん中」から始めるべし、とは美容師の談。真ん中を基準にすれば、左右の長さもそろえやすく失敗が少ないという。納得!!  

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2016年04月14日

決して諦めないことです

 池田SGI会長の創作物語『あの山に登ろうよ』(金の星社刊)には、3人の子どもが「にじの山」の頂上を目指す冒険ストーリーが展開されています。
 立ちはだかる「まほうつかいの雲」「だましの岩」に打ち勝つことはできるのか――森の妖精が語り掛けます。「ちょうじょうはね、なかなかつかないように見えるけど、本当は近くにあるのよ」「百歩登ればちょうじょうなのに、九十九歩で引きかえしてしまう人もいる」。物事の成否や勝敗が決まる前には、必ず苦難という〝剣が峰〟が待っているもの。その時、登り続けた人だけが頂上に立てるのです。
 4月は、新しい挑戦を始める季節です。だが、焦る必要はないのです。登攀は、1歩でも2歩でもいい。時には、立ち止まることがあってもいいでしょう。ただし、決して諦めないことです。歩みを止めない限り、勝利の頂に、確実に近づいているのだから。  

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2016年04月13日

三春滝桜

 福島県・三春町にある国の天然記念物で、日本三大桜の「三春滝桜」。四方に垂れた幅20㍍もの枝に咲く桜が滝のように見えることから、その名が付いたそうです。
 樹齢1000年を越して今なお、〝冬は必ず春となる〟と、わが身で示す一本の桜。その姿を見るために例年、数十万人が訪れるという。らんまんの春を告げる滝桜から〝生きる力〟を得ようと、人々は足を運ぶのかもしれないですね。  

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2016年04月12日

世界宇宙飛行の日

 今日、4月12日は「世界宇宙飛行の日」です。1961年のきょう、ソ連の宇宙船ボストーク1号が、初の有人宇宙飛行を成し遂げたことに由来します。
 宇宙空間から地球を見た宇宙飛行士に、生命観を深めた人は多い。日本人で初の宇宙飛行士・毛利衛氏も、“すべてのものはつながっている”という見方をするに至ったという。地球に生命が誕生して、およそ40億年。進化を繰り返しながら、一度も途切れることなく命がつながって、私たちは生きています。生物全体の進化は、「個の挑戦」から始まったと毛利氏は指摘しています。「誰も経験したことのない挑戦に成功する個は、人類という全体の能力を高め、生命が未来につながっていく可能性を体現する存在」であると(『宇宙から学ぶ』岩波新書)  

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2016年04月11日

一日一日の積み重ねです

 私は読んでいないのですが、最少の時間で最大の成果を挙げるには?――そんなテーマを扱い、全米ベストセラーになった本に『エッセンシャル思考』(かんき出版)があるそうです。
 そこには、目標設定の仕方として、着実に達成できる小さな目標が大切と記されているそうです。派手な目標を立てると、途中でくじけてしまう場合があるからだそうです。「社会で実証を示すといっても、一日一日の積み重ねです」。  

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