2016年04月29日

人間は特定の役割を演じて生きていく・・・・・・

 「演技がかっている」と言えば、一般には偽りなどを連想させ、あまり良い印象を受けません。だが、劇作家の福田恆存氏は“人間は特定の役割を演じて生きていく演劇的な動物”と訴えています。
 人間は本来、“自分は意味のある存在である”との実感を求めます。この実感は、自分が置かれた環境下で、自らの役割を演じきる中で感じるもの。自分の役割を捨てて、他に自由を求めても、決して生きがいを感じることはできない(『福田恆存評論集4』)
 現実は思い通りにならないことが多い。“今の自分は本当の自分ではない”“なぜこんな目に”と境遇を嘆くばかりでは、人生の舞台を降りるのと同じです。  

Posted by mc1460 at 13:58Comments(1)TrackBack(0)つぶやき