2016年04月02日

「手」は、その人の「心」

 決意を込めて、ぎゅっと拳を握る。親愛の情を込めて握手する。相手の肩をぽんとたたいて励ます。小さな孫の頭をなでる――それぞれの「手」には、それぞれの「思い」がこもっています。
 この行為を思想家の柳宗悦氏の言葉を借りれば、「手はただ動くのではなく、いつも奥に心が控えていて、これがものを創らせたり、働きに悦びを与えたり」する、ということだろう(『手仕事の日本』岩波文庫)。「手」は、その人の「心」でもあるのです。  

Posted by mc1460 at 11:17Comments(0)TrackBack(0)つぶやき