2015年09月30日

子ども用のばんそうこう

 「いつも大切に持ち歩いているものがあるんです」。こう言って、世界的な絵本画家のワイルドスミス氏がポケットから取り出したのは、子ども用のばんそうこうでした。
 これは、氏のサイン会に来た女の子から、サインのお礼に渡されたものだそうです。ワイルドスミス氏は子どもが大好きで、作品を通して「自分達の住んでいる世界の美しさを彼らに気づかせること」(野村道子訳)が大切と訴える氏の原点を、垣間見る思いがします。  

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2015年09月29日

V字回復

 「V字回復」という言葉があります。これは、会社の業績などが急回復するときに良く使われます。
 大阪のテーマパーク「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)」は、この言葉とともに語られます。ピンチを救った立役者・同社役員の森岡毅氏の斬新な発想が話題となっています。
 その一つが「答えは現場にある」。と、氏はアイデアを探すため、毎日、園内を歩きに歩きました。そこで、来場者の楽しむ姿に目を凝らしながら考え抜きました。その先に生みだしたのが、ジェットコースターを「後ろ向き」に走らせること。今までにない絶叫体験に、オープンするや長蛇の列ができたのです(『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』角川書店)。  

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2015年09月28日

二度でだめなら、何度でも立ち上がる

 福島民謡に「相馬二遍返し」があります。これは江戸時代、飢饉で壊滅的な被害を受けた相馬地方の歌です。
 豊かな自然を歌い、「どうか相馬に来てください」と、二遍(二度)、ふるさとの復興を願い誓う。切なる思いが託された歌なのです。
 「復興」と一口に言いいますが、そのために、どれほどの時間と忍耐が必要な事でしょう。「二遍返しで済まないならば」――「相馬二遍返し」の歌詞には、二度でだめなら、何度でも立ち上がる、との東北魂が歌われています。  

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2015年09月27日

電話

 作家の赤川次郎氏は、時代設定をしないで書くことを常としています。そんな氏の筆を泣かせたのが、時代とともに移り変わる「電話」でした。10円硬貨でかけるダイヤル式の公衆電話は、ほとんど姿を消し、電話はとうに持ち歩く時代となっています。
 氏は語っています。「携帯電話っていうのは、本当に小説を変えてしまいました。携帯電話があれば、『すれ違い』なんてないですから」(阿刀田高編『作家の決断』文春新書)と。  

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2015年09月26日

“けち”との悪評

 米国の実業家ジョンズ・ホプキンス氏は、大学設立と病院建設に多額の寄付をしています。ジョンズ・ホプキンス氏の、資金を無駄にしないため、運賃5㌣の電車にさえ乗らなかった氏に“けち”との悪評もあります。
 ある銀行家が親切心から“お年だし、遠出される際は、せめて電車を利用したら”と勧めました。それに対して氏は“いまだ大事業がある”と2回、独り言のように繰り返したという(新渡戸稲造著『逆境を越えてゆく者へ』実業之日本社)。
 氏の事業の眼目は建物ではなく、建物が育む人材にこそあったに違いない。氏の名を冠した大学からはノーベル賞受賞者も多数、誕生しています。
 今、大学を含め、あらゆる組織が生き残りをかけ、時代の変化に対応しています。それは必要だが、変化の荒波を越え、連綿と続く事業には、必ずといっていいほど創立の熱い魂と、それを継ごうとする精神が息づいているものです。  

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2015年09月25日

対話の妙

 テレビドラマに初挑戦することになった落語家の立川談春さんが、共演者にアドバイスを求めました。共演者は「落語と違って芝居は、セリフの半分を相手がしゃべってくれますからね」と、そっけない返答をしたそうです。
 談春さんは、しばし真意を測りかねたが、やがて納得しました。相手の発言をしっかりと受け止め、反応することで演技の幅が広がった――そう独演会で語っていました。言葉のキャッチボールによって、価値を生み出すのが対話の妙です。  

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2015年09月24日

周囲の評価が高い

 「仕事は忙しい人に頼め」とは、ビジネスの鉄則の一つです。その理由は、多忙なのは、周囲の評価が高い証拠だし、時間の活用にたけているので、暇な人よりかえって反応が早く、的確だからなのです。「最もいそがしい人こそ最も暇が多い」という英語のことわざもあります。  

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2015年09月23日

雑草

 一口に「雑草」といいいますが、それぞれに、きちんと品種名があるそうです。人間が使う土地に生え、農業生産に直接、間接に損害を与えるので、人間の都合で「雑草」と呼ばれるだけだそうです。
 その共通の特性は、成長が早く、速やかに開花できる、長期にわたって種子生産ができる、不良環境下でも種子を生産する、などがあります(稲垣栄洋『雑草は踏まれても諦めない』中公新書ラクレから)。
 これから冬を越す多年生雑草の場合、人間が耕す深さより下の土壌に休眠している芽もあるそうです。雑草には、栽培種とは比較にならない「生き抜く強さ」があるのです。  

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2015年09月22日

一日一日を大切に

 昨日は敬老の日でした。没後301年となる福岡藩の学者・貝原益軒は綴っています。「老後は、わかき時より月日の早き事、十ばいなれば、一日を十日とし、十日を百日とし、一月を一年とし、喜楽して、あだに、日をくらすべからず」(養生訓)。
 人生は早い。だからこそ、一日一日を大切に生きたいものです。  

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2015年09月21日

才能の芽を伸ばしてくれた

 「小学生の時、ほかの子どもたちと違っていた自分を、両親や先生が認めて、才能の芽を伸ばしてくれた」と、人形劇俳優の平常さんは語ります。
 平常さんは、幼いころから人形を肌身離さず持ち歩き、他人とコミュニケーションを取るのも人形を通して行っていました。ともすると〝ちょっと変わりもの〟と見られがちだった彼のために、両親は人形劇のできるミニ劇場を手作りしてくれました。また、小学校の先生は「常君の人形劇はすごいから」と応援し、クラスの仲間に話して、教室で発表会を催したそうです。
 平さんは12歳の時、本格的に人形劇の世界へ。人形とともに舞台に立ち、さまざまな役柄を演じ分けていったのです。時を経て、その独特の 表現方法は、世界で認められる存在になったのです。  

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2015年09月20日

自己暗示が能力を抑えてしまう

 脳科学者の池谷裕二氏の講演での興味深い話です。20歳前後の若者と、60代から70代の高齢者に、それぞれ単語のリストを見せ、記憶力を比較する実験をしました。事前に「これは心理学のテストです」と伝えて行うと、年配者と若者の正解数に、ほとんど差はなかったそうです。
 ところが「これは記憶のテストです」と説明して同じ実験をすると、年配者の方だけ正解数が約3分の2に落ちました。「年だから覚えられない」との自己暗示が能力を抑えてしまうという証明でした。  

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2015年09月19日

人と人のつながり

 人と人のつながりは、まちづくりにも力を発揮します。福岡・大牟田市が目指すのは“安心して徘徊できる町”です。
 認知症患者の行方不明者が社会問題化していますが、同市では十数年前から地域住民が一体となり、徘徊する人を見守り、支える取り組みを行っているそうです。  

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2015年09月18日

評判の医師の口から

 「患者さんに同情はしません」。腕が立つと評判の医師の口から、意外な言葉が発せられました。続けて彼は言いました。「僕は一緒に闘います」と。
 彼は、患者が苦しむ表情に、当然、心は痛みます。だが“何としても元気になってほしい”と願うからこそ、最善の治療に全力を挙げるという。「同情」程度の中途半端な気持ちではなく、同じ関わるなら、本当に相手のためになるよう、力を尽くすことです。  

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2015年09月17日

記念日

 1年365日には多くの記念日があります。もうすぐやってくる「敬老の日」や「秋分の日」といった国民の祝日をはじめ、企業や団体が制定した記念日など、2400以上の記念日が存在するという(日本記念日協会調べ)
 さらに、家族の誕生日や結婚記念日など、個人的な記念日も年齢を重ねるごとに増えていきます。記念日には、思い出を節目とし、いつまでも大切にしたいとの思いが詰まっているのです。  

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2015年09月16日

オキシトシン

 頭も体も〝動かす〟ことが、人にとって大切なこと、と話すのは歌手のアグネス・チャンさん。頭をフル回転させると、いろいろなホルモンが分泌されて、体のあちこちが活性化して若々しくなる、とも。
 ホルモンの役割は、カナダ・ゲルフ大学のサマーリー学長の研究でも知ることができます。「オキシトシン」というホルモンです。オキシトシンは他者への信頼感を増し、人間の行動や精神に、より前向きな影響を与えるとされ、他者と積極的に関わっている人は、このホルモンの分泌が多いという研究発表があります。  

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2015年09月15日

一生修業

 厳しさに耐え、ひとすじの道を貫き続けた人には、いぶし銀のような輝きがあり、言葉に味わいがあります。
 小野二郎氏は、オバマ米大統領が立ち寄った東京・銀座の店で腕を振るう、88歳(当時)のすし職人です。予約の時間に合わせてご飯を炊き分け、出来上がった瞬間に、一番おいしく味わえるように仕上げる。「止まったらそこで終わり。自分がこの仕事を終わるまでは、一生修業」と氏。妥協なき挑戦が、最高の味をつくる(『江戸前の流儀』小松正之監修、中経出版)  

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2015年09月14日

大きい大根を間引きする

 中国の古典『貞観政要』に「創業は易く守成は難し」とあるように、古今東西、事業を継ぎ、守ることの難しさに変わりはありません。
 大和ハウス工業の樋口武男会長の話。樋口会長は有利子負債1400億円を超すグループ会社の再建を命じられるなど、創業者・石橋信夫氏から何度も試練を与えられ、鍛えられました。そうした薫陶への感謝を、氏は繰り返しています。
 創業者・石橋氏の人材育成の哲学は「大きい大根を間引きする」ことだったと、樋口会長は語ります。大きい大根を抜けば、か細い大根に栄養が回り、育ち始める。大きい大根は、あえて開墾していない、やせた土地に植え替える。それでも、再び力強く育っていくという考えです。(日本経済新聞「私の履歴書」  

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2015年09月13日

ユニバーシティー

 「ユニバーシティー(大学)」の語源はラテン語の「ウニベルシタス」といわれています。これは、学ぶ人の集まる「組合」という意味です。大学は中世ヨーロッパに誕生しましたが、当時、建物はなく、若者が広場などに集まり、議論を重ねたという(今道友信著『西洋哲学史』講談社学術文庫)
 若き探究者の学問への情熱が、大学の実質をなします。昭和30年代半ばまで一桁だった日本の大学(学部)進学率は5割となり、今や入学希望者総数が入学定員総数を下回る「全入時代」となりましたが、その本質は変わらないと願うものです。  

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2015年09月12日

クーベルタン

 近代五輪の父クーベルタンは「世界じゅうの若者たちに友好と博愛の精神に包まれた出会いの場を」(柴田元幸・菅原克也訳)と語りました。五輪の歴史は119年。2度の世界大戦による中止、東西冷戦によるボイコットの応酬などの危機を越え、平和の祭典へと発展しました。  

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2015年09月11日

期間限定

 苦境は長く、楽しい時は短い。これは万人に共通の感覚ですが、そうとも限らない。精神科医の名 越康文さんは「苦しみ、最悪の状況はいつまでも続かない。一時のことだと気づく」ことが大切と指摘しています。
 仏法ではこれを諸行無常を説いています。人生も森羅万象も、常に 変化の連続と明かしました。悪いことばかり、長くは続かない。期間限定。こう思い至れば、随分と心が軽くなります。  

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