2015年09月25日

対話の妙

 テレビドラマに初挑戦することになった落語家の立川談春さんが、共演者にアドバイスを求めました。共演者は「落語と違って芝居は、セリフの半分を相手がしゃべってくれますからね」と、そっけない返答をしたそうです。
 談春さんは、しばし真意を測りかねたが、やがて納得しました。相手の発言をしっかりと受け止め、反応することで演技の幅が広がった――そう独演会で語っていました。言葉のキャッチボールによって、価値を生み出すのが対話の妙です。  

Posted by mc1460 at 11:50Comments(0)TrackBack(0)つぶやき