2014年05月28日

地味なことに真面目に命を注ぐ人

職人が木製のじょうごを作ろうと、ろくろをひいています。金物では酒やしょうゆの味が変わってしまうと、この木製のじょうごを他県の酒屋も求めに来るそうです。
製品はひいた後、4年ほど乾燥させてから仕上げの作業をするため、完成に長い年月がかかります。安価な品でも、それほどの心と手間を注ぐ〝正直な仕事〟は美しい。そんな話が柳宗悦『手仕事の日本』(岩波文庫)に紹介されています。
地味なことに真面目に命を注ぐ人がいます。その努力が見逃されず、評価されていると知れば、心が温かくなります。

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