2014年05月20日

日食は天からの警告

かつて中国や日本では、日食は天からの警告とされ、君主や国の命運が尽き、災いの起こる予兆と恐れられていました。その為、仏典の薬師経や仁王経にも、七難の一つとして挙げられ、日蓮大聖人も「立正安国論」に引かれています。
今では日食の起きるメカニズムが解明され、時間・場所が高い精度で予測できます。日食という一つの出来事を通して、世界が同じ空を見上げる一日に、「地球人」の自覚を高め、かけがえのない生命に思いをいたすこともあることでしょう。その意味で、今もなお日食は、争い貪る人間社会への警鐘の役割を果たしていると言えるかもしれません。

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