2014年05月15日
制作への情熱
染色の伝統技法の一つに「柿渋染め」があります。歴史は古く、衣類に使用されたのは平安時代に侍が着ていたものが始まりとされます。原料が渋柿であるため、茶系色が一般的でしたが、独自の技術で鮮やかな色を出すことに成功したのが染色工芸作家の山本玄匠氏です。
氏の染色手法は独特です。染料を素手に付けてから生地を染めます。「自分の手を通すと、染めの感触が伝わってくる」。色鮮やかに染められた作品は数々の賞に輝いています。パリコレクションでも紹介されるなど世界の注目を集めてきました。
しかし、氏は11年前、脳卒中で倒れ、左半身にまひが残る状態で現在、右手だけで作業を続けています。大病を患ったが、制作への情熱は病気の前よりも強くなったという。
氏の染色手法は独特です。染料を素手に付けてから生地を染めます。「自分の手を通すと、染めの感触が伝わってくる」。色鮮やかに染められた作品は数々の賞に輝いています。パリコレクションでも紹介されるなど世界の注目を集めてきました。
しかし、氏は11年前、脳卒中で倒れ、左半身にまひが残る状態で現在、右手だけで作業を続けています。大病を患ったが、制作への情熱は病気の前よりも強くなったという。
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