2015年02月24日

手話を話す人

 「耳の不自由な人」ではなく、「手話を話す人」と言ってほしい――ろう者の方にこう言われました。音で聞く言語があるように、手話という「目で見る」言語があります。
 手話では、手の形や動きとともに、顔の表情や顎の動きも重要です。例えば「食べる」。その意味を手で示した後に、顎を引き、眉を上げて相手の目を見れば、「食べる?」と疑問になります。顎を軽く出して戻すと、命令の「食べなさい」。「食べない」時は、目をつぶって軽く首を横に振ります(亀井伸孝著『手話の世界を訪ねよう』岩波ジュニア新書)

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