2017年11月20日

父からの手紙

 傑作「考える人」を生んだ彫刻家ロダン。天才と称される彼ですが、青年期は挫折の連続だったそうです。
 彫刻家を目指すも、国立美術学校の試験に3度失敗。進むべき道を見失う彼に、父からの手紙が届きました。「自分自身にこう言って聞かせるのだ」「わたしには天賦の才能があり、成功を収めたいと願っている、と」(ルース・バトラー著『ロダン 天才のかたち』白水社)。
 ロダンは迷いを捨て、装飾美術の職に就くなど下積みで実力を磨きました。彼にとって父の手紙は大きな転機となったに違いありません。  

Posted by mc1460 at 12:01Comments(1)TrackBack(0)つぶやき