2017年11月24日

才能教育

 「才能教育」を掲げ、音楽を通じて子どもの“育とうとする力”の開花に尽くしたのは鈴木鎮一氏です。その原点は、どんな子どもも、母国語を自由に操っているという、ごく身近な事実への着眼だったそうです。
 家族が発する“言葉の海”に包まれ、子どもは自然に母国語を習得する。鈴木氏はその過程を「どの子も育つ教育法」として音楽に応用しました。幼い頃から一流の楽曲に触れさせつつ、演奏練習を反復する中で、あらゆる子が立派な演奏家に成長できることを示してきたのです。「どの子も育つ、育て方ひとつ」「生命の力が、能力を身につけさせつつ育てていく」と信じて。

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