2017年11月21日
憎しみの放棄を宣言
パリで凄惨な同時テロが起こったのは、一昨年の11月でした。この時、ジャーナリストのアントワーヌ・レリス氏は、妻を失ったのです。
悲しみの淵で、彼はテロの実行犯に向け、フェイスブックに投稿しました。「ぼくは君たちに憎しみを贈ることはしない」「憎悪に怒りで応じることは、君たちと同じ無知に陥ることになる」。このメッセージは瞬く間に世界に広がりました。
テロ後、2週間の出来事が『ぼくは君たちを憎まないことにした』(ポプラ社)につづられています。言葉を失い、友人の優しさや気遣いさえ煩わしく感じた。憎悪の感情を“正当化”することで、気を晴らそうとしたこともあった。それでも彼は、幼い息子と生きることを考える中で、憎しみの放棄を宣言したのです。
悲しみの淵で、彼はテロの実行犯に向け、フェイスブックに投稿しました。「ぼくは君たちに憎しみを贈ることはしない」「憎悪に怒りで応じることは、君たちと同じ無知に陥ることになる」。このメッセージは瞬く間に世界に広がりました。
テロ後、2週間の出来事が『ぼくは君たちを憎まないことにした』(ポプラ社)につづられています。言葉を失い、友人の優しさや気遣いさえ煩わしく感じた。憎悪の感情を“正当化”することで、気を晴らそうとしたこともあった。それでも彼は、幼い息子と生きることを考える中で、憎しみの放棄を宣言したのです。
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