2018年12月13日

「人格」を与える

 世界初の長編アニメ映画といえばウォルト・ディズニーの「白雪姫」です。今月、初公開から81年となる同作には個性豊かな「7人のこびと」が登場しています。
 題材となったグリム童話では、こびとたちに個別の名前はありませんでした。しかしディズニー作品では、7人それぞれに特徴を表す名前が付けられました。口をへの字に曲げた「おこりんぼ」、いつも眠そうな「ねぼすけ」、無邪気な「おとぼけ」など――命を吹き込まれたこびとたちはスクリーン上を生き生きと駆け回り、愛らしい白雪姫と共に世界中の人気者になったのです。
 アニメ制作においてディズニーは、キャラクターに「人格」を与えることを心掛けていたそうです。人格がなければ「ストーリーは観客に真実として響かない」「人々は自分自身を重ね合わせられない」と(高橋康子訳『ウォルト・ディズニーがくれた夢と勇気の言葉160』ぴあ)納得!!  

Posted by mc1460 at 14:00Comments(4)TrackBack(0)つぶやき