2018年12月14日

目薬

 誠実に生きていても、人は時に、不運としか言いようのない環境に翻弄され、悩む時があります。そんな時に有効な処方は「目薬」である、と精神科医の帚木蓬生氏は説いています。(『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』朝日新聞出版)
 点眼薬ではありません。「あなたが苦しむ姿は、私がこの目で、しかと見ています」と、当事者が立ち上がるまで寄り添い、共に耐え続ける、周りの人々の慈悲の心と姿勢のことを指しています。  

Posted by mc1460 at 11:46Comments(6)TrackBack(0)つぶやき