2018年12月15日
注意し合える人
山本周五郎の小説には、心にとどめておきたい人生訓が、幾つもちりばめられています。名作『さぶ』の登場人物が語る、この言葉もその一つです。「どんなに賢くっても、にんげん自分の背中を見ることはできないんだからね」と。
振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害が後を絶ちません。では、どんな人が被害を受けやすいのか。社会心理学者の西田公昭氏は「人柄がよく、社会的な常識もあって立派な人ほど、だまされてきた」(『だましの手口』PHP新書)と。詐欺犯らは、人の善意につけ込んで罠を仕掛けてくる。時には警察官、公務員、弁護士、医師などになりすまし、言葉巧みに多額の金をだまし取るのです。
だが、一番の敵は“自分は大丈夫”という過信や油断と自覚したい。そこから生じる心の隙は、「自分の背中」のように見えないもの。だからこそ身近に、何でも語らい、注意し合える人をつくっておくことです。
振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害が後を絶ちません。では、どんな人が被害を受けやすいのか。社会心理学者の西田公昭氏は「人柄がよく、社会的な常識もあって立派な人ほど、だまされてきた」(『だましの手口』PHP新書)と。詐欺犯らは、人の善意につけ込んで罠を仕掛けてくる。時には警察官、公務員、弁護士、医師などになりすまし、言葉巧みに多額の金をだまし取るのです。
だが、一番の敵は“自分は大丈夫”という過信や油断と自覚したい。そこから生じる心の隙は、「自分の背中」のように見えないもの。だからこそ身近に、何でも語らい、注意し合える人をつくっておくことです。
この記事へのトラックバックURL
http://asunimukatuye.mediacat-blog.jp/t132273