2011年10月22日

誰よりも“現場”を知っている人が、賢明な判断ができます

 誰よりも“現場”を知っている人が、賢明な判断ができます。

 戦後に流通した一円札紙幣をご存知ですか? 表の肖像には二宮尊徳が描かれていました。私は小さい頃に使った記憶があります。

 この二宮尊徳は、要領よく仕事をこなす者より、“人のために”との心で、皆が嫌がる仕事にも、懸命に励む者を高く評価したそうです。
 その尊徳が、荒廃した村の再建を任されていた時の逸話があります。尊徳に、“信じられないほど多くの仕事をする”男を紹介されたそうです。監視役員に彼を表彰してはどうかと促されたそうです。尊徳は、「私の目の前で働いてみよ」と命じました。男は偽りを認め、「監視役員の見ている時だけ懸命に働いた」と白状したそうです。
 どうして、尊徳は彼のごまかしを見破ることができたのか? それは、尊徳が村人たちと苦労を共にしていたからと言われています。尊徳は誰よりも早く畑に出て働き、最後まで残りました。それゆえ一人の人間ができる仕事の限界を知っていました。だから嘘を見抜くことができたのだ。と

 道徳教育が見直されていますが、苦労しらずの人がリーダーになったら、かわいそうですね。  

Posted by mc1460 at 14:21Comments(2)TrackBack(0)つぶやき