2011年10月17日

継続は力なり

 「継続は力なり」は万般に通じる鉄則です。中国の京劇に、こんな戒めがあります。「稽古を一日休めば、衰えは自分にわかる。二日休めば、舞台の相方にわかる。三日休んで舞台に立つと、客が承知しない」と。

 2200万個の星を再現する最高峰のプラネタリウム「スーパーメガスターII」。
http://www.megastar.jp/
 肉眼では到底、とらえることのできない星も映し出し、国際的に高い評価を得ています。これを手掛けたプラネタリウムクリエーターの大平貴之さんは、“見えない星”にまでこだわった理由を、肉眼では見えない暗い星がたくさんあって、宇宙の存在感、奥行きを与えている、と。
 人間という小宇宙の“奥行き”をつくるのも、他からは見えない“努力”という“星”でしょう。人知れぬ努力を重ねた分だけ、人格は磨かれ、自身も光る事でしょう。
 若者の中には、華々しい結果だけを追い求め、目標の途上で困難に直面すると、挑戦の意欲をなくしてしまう人がいます。大した困難もなく成功を手にしたとしても、それは月が太陽に照らされて光っているようなものです。苦難に立ち向かい、自身を鍛えなければ、真に輝く自分を築くことはできないのでは。

 残念ながら11年連続は逃しましたが、10年連続で200本安打を達成した大リーグのイチロー選手。出身地ある愛知県豊山町には、帰省しても同じストレッチ運動ができるよう、アメリカで使う器具と同じものが設置されているそうです。自ら決めたことを、倦むことなく徹して続ける。この「持続へのこだわり」があればこそ、わずかな体調や感覚の変化を、いち早く察知し、対処して、活躍を続けられたのでしょう。明年も200本安打に挑戦です。  

Posted by mc1460 at 14:00Comments(1)TrackBack(0)つぶやき