2011年10月13日

豆腐

 豆腐は奈良時代に遣唐使によって日本に伝えられたともされています。そして今、味噌汁や粕汁や鍋料理の具材などとして、日本では非常に一般的な食品となっています。

 しかし、この豆腐、かつて米国では「家畜の餌」と呼ばれ、最も嫌いな食べ物に挙げられていたそうです。それが今、健康ブームも手伝って、全米の半数のスーパーで販売されるまでになりました。
 乳業企業の駐在員が豆腐を米国に持ち込んだのは、20年前。彼は試行錯誤の末、米人向けレシピ本を出版。「ミスター・トーフ」と名乗り、新聞の連載やラジオ番組も手がけました。普及への突破口は、飲み物にしたシェークだったそうです。“売れない”と思ったら、勝負は始める前から負けている。骨を埋める覚悟で打ち込めば、できないことはない――仕事を成した彼の結論である(『豆腐バカ 世界に挑む』雲田康夫、光文社)  

Posted by mc1460 at 22:07Comments(1)TrackBack(0)つぶやき