2011年10月25日

ダイヤモンド

 その美しさに心を奪われるのがダイヤモンドですね。もちろん男性より女性のほうが圧倒的に多いのですが。このダイヤモンド、鉛筆の芯や炭と同じ炭素原子からできているにもかかわらず、自然界の物質の中で最も硬く、かつ、きらめく光を放つのは、なぜでしょう。

 その理由は“原子のつながり方”にあるようです。地球の奥深くで2000度ともいわれる高熱と、数万気圧という高圧によって、炭素原子がピラミッドのような正四面体の形に結合することで、ダイヤモンドになるのです。人はその労苦の輝きに魅了されるのでしょうか。

 仏教においても、盤石・最上・最勝のものの譬えとして、「金剛」という言葉が用いられます。仏の身を「金剛身」と喩えます。これは仏は、ダイヤモンドのように堅固で、いかなる煩悩や迷いにも壊れない事を、言葉以上に人は納得するからでしょう。
 そういえば、ずいぶん前ですが大相撲にも、「金剛」と言う関取がいました。関脇までしかいけませんでしたが、親方の娘さんと結婚し部屋を継承しました。こちらもダイヤモンドを手に入れたことになるのでしょう。

 この“硬さ”も“輝き”も、極限状況の中で生まれた団結の賜です。この方程式は、人間社会にも通じませんか。良い組織や優良企業は個性がギュットまとまり、光り輝いています。  

Posted by mc1460 at 20:54Comments(4)TrackBack(0)つぶやき