2012年05月22日

対話の必要性

 わずか3万年前まで生きていたネアンデルタール人は、なぜ絶滅したのでしょうか。理由には諸説ありますが、近年の研究では、彼らの命運を決めたのは「声」だとする説が出ています。その根拠として、ネアンデルタール人は、私たち現代人との声帯の位置の違いから、現代人ほど複雑な発声ができず、言語を獲得できなかったとしています。
 氷河期の厳しい環境に対し、言語を持った現代人の祖先は、多様なコミュニケーションを駆使し団結しました。一方、ネアンデルタール人は寒さに強い体を持ちながら、狭い範囲の協力にとどまり衰亡していったと。(『ネアンデルタール人の正体』)
 先史時代、コミュニケーションの能力が生死を決めました。この原則は文明社会にも当てはまるようです。ある有名企業の研究では、米国を代表する企業群も寿命は平均40年ほどが大半だそうです。しかし100年を超す会社もあり、そこに共通する特徴は、環境の変化への適応を可能にする結束力、柔軟性等であることが分かりました。そうした力を生み出す鍵は「対話」にあるとの分析も進んでいるそうです。
  

Posted by mc1460 at 11:54Comments(1)TrackBack(0)つぶやき