2012年05月02日

眠っていた能力

 桜が終わったら、新緑が目にまぶしい季節になりました。夏に大輪をつけるヒマワリも今は小さな若葉です。時を待ち、静かに成長の歩みを進めています。人も植物も若い芽を大切に育てたいものです。若い人の良さは決意や心が熱く前向きなことですね。半面、未熟さからの失敗もあります。しかし、この両面を踏まえ、どう育成していくかが問題です。特に、うまくいかなかった時の接し方が大切です。
 ずいぶん前の話ですが、マラソンの高橋尚子選手を育てた小出義雄氏は、“必ず世界一になれるから、頑張れ”と無名の高橋選手に声を掛け続けたそうです。高橋尚子選手は線が細く弱い選手だったそうですが、自信と勇気を与えたかったと語っています。激励によって人は変わります。眠っていた能力が開花すると著書で述べています。『育成力』中公新書
  

Posted by mc1460 at 13:52Comments(0)TrackBack(0)つぶやき