2012年05月18日

平凡に見えることを持続

 一見、平凡に見えることを持続していくと、やがて非凡に通じていきます。地道な努力を積み重ねた人が、きっと人生の勝利者となる事でしょう。
 「格に入て格を出ざる時はせばく、格に入ざる時は邪路にはしる。格に入格を出て、初て自在得べし」(『芭蕉文集』岩波書店)。これは松尾芭蕉が“俳諧の心得”として述べた言葉です。格は規格の格で、基本のこと。基本を繰り返して学び、身に付けることが肝要です。基本通りにできるようになれば、そこからその人なりの個性や独創性が発揮されていくものです。
 有名な話です。プロ野球の王貞治選手を育てた、荒川博氏が語っていました。「人間というのは気の遠くなるような反復練習で、何かを会得することができる」と。王選手は打撃の基本である素振りに徹しました。1日1000スイングを超える素振りを実践していました。その中から一本足打法を生み出したのです

 基本に徹することは、土台をつくることです。土台なくしては、どんな家も、どんな立派なビルも建ちません。人生も同じです。  

Posted by mc1460 at 11:38Comments(0)TrackBack(0)つぶやき