2012年05月01日

人生の真価

 「東洋のルソー」と称される、自由民権運動の指導者・中江兆民。彼の志の高さを物語る、晩年のエピソードがあります。
 中江兆民が大病を患い、53歳で医師から「余命は 1年半」と宣告された時のこと。されば、と彼は喝破した。「一年半、諸君は短促なりといはん、余は極て悠久なりといふ」(『一年有半・続一年有半』岩波文 庫)。そして、死と対決しながら、猛然と政治、文学、宗教を論じ、わずか4カ月で2冊の本を上梓。彼の残した言論は、100年以上を経た今も、色あせるこ となく人々を啓発し続けています。
 誰しも、人生には限りがあります。だからこそ、どう生きたか、何をなしたかに、人生の真価はあります。

中江兆民
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%B1%9F%E5%85%86%E6%B0%91  

Posted by mc1460 at 11:47Comments(0)TrackBack(0)つぶやき