2015年03月11日

小樽問答

 1955年(昭和30年)の3月11日、北海道の小樽市公会堂で、創価学会が他宗との法論を行いました。あまりの圧勝だったため、後日、戸田第2代会長が特別に名前をつけた。「小樽問答」と。
 この日、若き池田名誉会長は司会を務めました。と同時に、法論の一部始終を「記録」することにも、心を砕いていました。当日は、名誉会長の発案により、オープンリール式の大きなテープレコーダーを会場に設置。また名誉会長は、司会を担当した後、すぐさまペンを執り、機関紙である聖教新聞紙上で勝利の報を伝えました。
 後年、録音に携わった青年が述懐しています。「歴史的な『記録』となった。当時は、これほど歴史に残る法論になるとは、思いもよらなかった」と。  

Posted by mc1460 at 11:39Comments(0)TrackBack(0)つぶやき

2015年03月10日

何度でも励ますこと

 米公民権運動の指導者・キング博士は「I have a dream(私には夢がある)」の言葉で知らています。演説でこれを9度繰り返したそうです。伝えたいことを反復することは効果的な手法だと、コピーライターの岡本欣也氏は述べています(『「売り言葉」と「買い言葉」』NHK出版新書)。
 人は興味があることには進んで耳を傾けるが、一方、初めは関心がなくても、何度も耳にする言葉が、いつか〝心に落ちる〟こともあるのです。この演説で、キング博士は「我々は一人で歩くことはできない」と言いました。勇気を送りたいなら、言葉を選ぶ必要はない。何度でも励ますことだ。相手が受け取るのは、言葉の奥にある真心ですから。  

Posted by mc1460 at 11:39Comments(0)TrackBack(0)つぶやき

2015年03月09日

ありがとうの日

 きょう3月9日は“39”の語呂合わせで「ありがとうの日」です。皆で「ありがとう」から始めてみましょう。きっとすてきな一日になる事でしょう。  

Posted by mc1460 at 11:14Comments(0)TrackBack(0)つぶやき

2015年03月08日

恩を忘れず、恩に報いる

 1890年、オスマン帝国の使節団を乗せたエルトゥールル号が来日しました。帰国の途で台風に遭い、船は海に沈みました。多くの犠牲者を出す中、地元住民の必死の救助と献身的な処置で、69人の命が救われたのです。これが、日本とトルコの友好のきっかけともいわれています。
 この史実には続きがあります。1985年、イラン・イラク戦争のさなか、イラクが、2日後から、イラン上空の飛行機を無差別に撃墜するとの声明を発表。だが、日本はイラン在留邦人を救出する飛行機を準備できませんでした。ところが、制限時間目前に2機のトルコ航空機が飛来し、日本人を間一髪で脱出させたのです。
 後日、トルコの大使は語ったという。「トルコ人は皆、かつて日本に受けた恩を知っています。その恩返しです」と。国と国の関係は、利害のみによるのではありません。その根本には道義がある。国家関係とはつまるところ、人と人の関係の折り重なりであるからです。恩を忘れず、恩に報いることは、最も気高く、絆を固くする行動です。国家の関係であれ、人間関係であれ、そこに違いはないのです。  

Posted by mc1460 at 13:22Comments(0)TrackBack(0)つぶやき

2015年03月07日

心を相手にどう届けるか

 心は目に見えません。その心を相手にどう届けるか色々な方法があります。その一つ、電子メールでは、言葉のニュアンスを表すため、顔文字や絵文字が発達したが、やはり、手紙の“心を伝える情報量”にはかなわないと思います。
 丁寧な字に誠実さを感じ、子どものたどたどしい字から一生懸命さを受け取る。便箋の手触りや美しい絵柄も、「相手を大切に思う気持ち」を伝える情報の一つです。  

Posted by mc1460 at 11:49Comments(0)TrackBack(0)つぶやき

2015年03月06日

同苦の回路

 東日本大震災の直後に、こんなことがありました。停電で人工呼吸器が動かなくなった在宅の難病患者のもとに、全国の同じ難病患者たちから、ガソリンと発電機などが次々と届いた。悩みがあるから、他人の苦労の大きさが分かるのです。
 友の憂いに涙し、喜びを、わが前進の励みとする。そんな「同苦の回路」を、日本中に張り巡らせたい。強く温かい社会が開かれていく事でしょう。  

Posted by mc1460 at 11:52Comments(0)TrackBack(0)つぶやき

2015年03月05日

自らの人生劇

 人生はよく劇に例えられます。誰しも自らの人生劇で主役を演じている。だが、悲しみや苦しみに追い詰められたとき、主役の座を降り、舞台から逃げ出したくなる時もあることでしょう。
 原因不明で治療法が確立されていない、難病に侵された人とその家族の苦悩は、筆舌に尽くしがたいものです。難病者のサポートを続ける、ある介護福祉士は「その人の物語を支える」ことに心を傾けているという。「舞台上でその人が主人公として最も輝けるように、介護者が演じるべき役を自ら見出し、それに徹する」。それが難病者の側に立った介護につながると訴えている(浅見昇吾編『死ぬ意味と生きる意味』上智大学出版)
 物語を紡ぐには、主人公だけでなく脇役がいる。その脇役の使命と喜びに目覚めるとき、自他共の〝幸福物語〟の次章が開けていくのです。  

Posted by mc1460 at 12:06Comments(0)TrackBack(0)つぶやき

2015年03月04日

真の幸福の道へ

 日蓮大聖人は四条金吾夫妻に、夫妻の娘について、こう仰せです。「現世には、必ず跡を継ぐ親孝行の子である。また後生には、この子に導かれて、(夫妻は)仏になられるであろう」(創価学会版・御書1123㌻、通解)。子孫に残すべき最高の宝は「信心」にほかならないとの教えです。
 子や孫に恥ずかしくない生き方をしよう――ささやかなようだが、この決意が、自身の栄誉と裕福に固執する生き方から、人のために尽くし、人から感謝される真の幸福の道へと導いてくれます。  

Posted by mc1460 at 11:35Comments(0)TrackBack(0)つぶやき

2015年03月03日

ほんとうの幸福

 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に、こんなくだりがあります。「ほんとうにどんなつらいことでも それがただしいみちを進む中でのできごとなら峠の上りも下りもみんな ほんとうの幸福に近づく一あしずつですから」
 賢治の作品が広く知られたのは、没後のことです。生前は、ほぼ無名でした。それでも筆を持ち続けた賢治の自負が、先の文章に凝縮されているようにも感じます。  

Posted by mc1460 at 14:20Comments(0)TrackBack(0)つぶやき

2015年03月02日

あいさつすることが一番いい

 「おはようございます」「ありがとう」――さわやかな朝のあいさつは、一日を元気にスタートする秘訣の一つです。元アナウンサーの宮崎絢子さんは、最近、「おはよう」でなく、「はよう」と聞こえるあいさつをする人が増えていると指摘しています。その理由は、おなかから声を出さないため、最初の「お」の音が小さくなってしまうと分析しています。
 これほどIT化が進展する以前は、日本人もよい声を出していました。しかし今、会社では個別のブースでパソコンと向き合うばかり、友達ともメールのやりとりだけ。一日中、声を発しない人さえいます。宮崎さんは「あいさつすることが一番いい。3㍍くらい離れた人に届くような声を出していると、自分にとっていい声になっていきます」と語っています。  

Posted by mc1460 at 11:16Comments(0)TrackBack(0)つぶやき

2015年03月01日

ブレンド

 英スコットランドの大地から生まれたスコッチウイスキーは、500年以上の伝統を誇ります。片や日本のウイスキー作りは90年。歴史の差は圧倒的ですが、ここ数年、日本のブランドが各種コンテストで“世界一”に輝いています。
 その高い品質は、ブレンドの技術に支えられているそうです。ブレンドとは特徴の違う原酒を時には30種類以上も混ぜ合わせ、魅力的な香味を作り出す事です。
 興味深い話があります。大きく異なる香味の原酒を加えると、一気にウイスキーの味わいに奥行きが出てくる場合がある。この、異質さがもたらす奇跡がブレンドに携わる人の醍醐味だという(『日本ウイスキー 世界一への道』集英社新書)  

Posted by mc1460 at 10:28Comments(0)TrackBack(0)つぶやき