2015年03月18日

艦砲ぬ喰ぇーぬくさー

 太平洋戦争の沖縄戦を歌った民謡の名曲「艦砲ぬ喰ぇーぬくさー」を知って見えますか。艦砲射撃の〝食い残し〟を意味し、「生き残り」のことを指しています。70年前の3月下旬、米軍は沖縄に雨のように艦砲射撃を浴びせ、4月1日に本島に上陸。地形が変わるほどの激しい爆撃で、住民もその犠牲となったのです。
 「喰ぇーぬくさー」の一人である男性の話。「壕から外に出ようとした瞬間、艦砲射撃にあいました。もし、あと2、3秒でも早く出ていたら……」。「恨でぃん悔やでぃん 飽きじゃらん 子孫末代 遺言さな」。(戦争を)いくら恨んでも悔やんでも飽き足らない。子孫末代まで語り伝えなければ――これは、曲の結びの歌詞です。
 しかし今、「艦砲ぬ喰ぇーぬくさー」という言葉の存在を知る青年世代は多くない。戦争体験の風化が課題となる中で、「子孫末代 遺言さな」という歌詞が、一層、心に響いてきます。  

Posted by mc1460 at 11:40Comments(0)TrackBack(0)つぶやき