2015年03月05日
自らの人生劇
人生はよく劇に例えられます。誰しも自らの人生劇で主役を演じている。だが、悲しみや苦しみに追い詰められたとき、主役の座を降り、舞台から逃げ出したくなる時もあることでしょう。
原因不明で治療法が確立されていない、難病に侵された人とその家族の苦悩は、筆舌に尽くしがたいものです。難病者のサポートを続ける、ある介護福祉士は「その人の物語を支える」ことに心を傾けているという。「舞台上でその人が主人公として最も輝けるように、介護者が演じるべき役を自ら見出し、それに徹する」。それが難病者の側に立った介護につながると訴えている(浅見昇吾編『死ぬ意味と生きる意味』上智大学出版)
物語を紡ぐには、主人公だけでなく脇役がいる。その脇役の使命と喜びに目覚めるとき、自他共の〝幸福物語〟の次章が開けていくのです。
原因不明で治療法が確立されていない、難病に侵された人とその家族の苦悩は、筆舌に尽くしがたいものです。難病者のサポートを続ける、ある介護福祉士は「その人の物語を支える」ことに心を傾けているという。「舞台上でその人が主人公として最も輝けるように、介護者が演じるべき役を自ら見出し、それに徹する」。それが難病者の側に立った介護につながると訴えている(浅見昇吾編『死ぬ意味と生きる意味』上智大学出版)
物語を紡ぐには、主人公だけでなく脇役がいる。その脇役の使命と喜びに目覚めるとき、自他共の〝幸福物語〟の次章が開けていくのです。