2012年07月31日
必ず読書好きになる
「いゝ本をよむ喜びは/生きるよろこび」と詩に綴ったのは、武者小路実篤氏(角川文庫)です。「良書」との出会いは、人生の宝探しのようなものです。その一方で、「自分で本を選べない若者が増えてきた。特に、ネット販売で“これを買った人は、こんな本も読んでいます”との言葉に弱い」と、ある作家が嘆いていました。実際に本を手にとって選ぶことは、人間形成に大きな影響があるそうです。
自分の世界に引きこもっていた少女が、書店で現物の本を手にしたことを機に、外出をしだしたという事例があります。ある大手の書店の店長も「母親に頼まれてお使いに行くのと違い、本屋は、子どもが自らの意思で買い物を始める場所。一冊の本をじっくり眺めて選ぶようになれば、必ず読書好きになる」と。
自分の世界に引きこもっていた少女が、書店で現物の本を手にしたことを機に、外出をしだしたという事例があります。ある大手の書店の店長も「母親に頼まれてお使いに行くのと違い、本屋は、子どもが自らの意思で買い物を始める場所。一冊の本をじっくり眺めて選ぶようになれば、必ず読書好きになる」と。