2012年07月01日
新しい「自分」
インドネシアで“民族独立の母”と敬愛されるカルティニ。カルティニが立ち上がるきっかけは、何であったのでしょうか。一説によると、オランダ語の「わたし」という言葉を手にしたからであったと言われています(土屋健治著『カルティニの風景』めこん刊)。彼女は語学を学ぶなかで、新しい世界を発見し、未来への展望を構想し、新しい「自分」に目覚めたのです。
「自分」に目覚めて、人は初めて「他者」の尊さにも気付くことができます。相手の悩みに真剣に耳を傾け、相手の笑顔には共に喜びます。そして、日々の暮らしの現場に躍動する、この鋭敏にしてふくよかな「同苦」と「共感」の心根こそ、女性の特質と言えるのではないでしょうか。
「自分」に目覚めて、人は初めて「他者」の尊さにも気付くことができます。相手の悩みに真剣に耳を傾け、相手の笑顔には共に喜びます。そして、日々の暮らしの現場に躍動する、この鋭敏にしてふくよかな「同苦」と「共感」の心根こそ、女性の特質と言えるのではないでしょうか。