2016年09月04日
山下公園
神奈川県・横浜市にある山下公園は今年、開園86周年を迎えます。この公園の開園には、関東大震災の苦難の歴史が刻まれています。1923年(大正12年)9月、南関東を中心に甚大な被害を出した大震災。震源は、東京よりも横浜に近かったのです。
横浜では、火災による死傷者数は東京より少なかったものの、住家全壊率が80%を超えるなど、壊滅的な被害を受けました。その折に発生したがれきを集めて埋め立てたことが、園地の基礎になっていると記録されています。今、園内で憩う人々の姿からは想像できませんが、山下公園は、荒廃から立ち上がる市民の、不屈の精神の象徴でもあるのです。
横浜では、火災による死傷者数は東京より少なかったものの、住家全壊率が80%を超えるなど、壊滅的な被害を受けました。その折に発生したがれきを集めて埋め立てたことが、園地の基礎になっていると記録されています。今、園内で憩う人々の姿からは想像できませんが、山下公園は、荒廃から立ち上がる市民の、不屈の精神の象徴でもあるのです。