2012年10月15日

激励

 『論語』の中で、弟子の冉求が師匠の孔子に、自らの真情を吐露しています。「先生の教えを喜んでいないのではなく、私の力が足りないのです」と。孔子は「力が足りない者というのは、中途でやめてしまうものだ。今、あなたは力が足りないのではなく、自ら力を限定してしまっているにすぎない」と励ましました。
 “自分にはできない”そう決めて、自身の弱さを肯定することは、往々にしてあることです。しかしこれは、やろうとしない自分への弁解ではないでしょうか。反対に、悩み苦しんで、努力を惜しまない。この“たゆみない実践”の先に、自分の本当の力も出てきます。そのために、温かい激励が必要です。  

Posted by mc1460 at 11:26Comments(0)TrackBack(0)つぶやき