2012年01月22日
“現場”に自ら足を運ぶこと
世界最高のチェロ奏者と呼ばれたロストロポーヴィチ。彼は、指揮者、教育者、さらに人権の闘士としても活躍しました。東西冷戦の象徴であった「ベルリンの壁」が崩壊した時、壁の前でチェロを独奏するロストロポーヴィチの姿を記憶している人も多いことでしょう。
この巨匠が、「音楽家が音楽家であることの喜び」を感じたのが「キャラバン」でした。これは、音楽にふれる機会の少ない場所に駆けつけ、無料のコンサートを行うことです。ロストロポーヴィチは、彼の祖国ロシアをはじめ、各国で開催しました。日本でも、指揮者の小澤征爾氏を誘って実施しています。
小澤氏も、音楽家が市民の中へ飛び込むキャラバンには「音楽をする歓び」と「聴いてもらう歓び」があり、「音楽の本来あるべき姿」がある、と語っています(エリザベス・ウィルソン著『ロストロポーヴィチ伝』)。
大切なのは、市民生活の“現場”に自ら足を運ぶことです。
この巨匠が、「音楽家が音楽家であることの喜び」を感じたのが「キャラバン」でした。これは、音楽にふれる機会の少ない場所に駆けつけ、無料のコンサートを行うことです。ロストロポーヴィチは、彼の祖国ロシアをはじめ、各国で開催しました。日本でも、指揮者の小澤征爾氏を誘って実施しています。
小澤氏も、音楽家が市民の中へ飛び込むキャラバンには「音楽をする歓び」と「聴いてもらう歓び」があり、「音楽の本来あるべき姿」がある、と語っています(エリザベス・ウィルソン著『ロストロポーヴィチ伝』)。
大切なのは、市民生活の“現場”に自ら足を運ぶことです。