2018年11月13日

試練の壁を破った歓喜かで

 人気力士に会わせてあげる、と相撲関係者から誘われた男子中学生が、実際に連れていかれたのは行司の控室でした。「行司にならないか」との勧誘に、将来の夢は警察官と決めていた少年は、きっぱりと断ったそうです。
 ところが先方は「この子は、芯がしっかりしている。合格」と採用を決定。相撲好きの両親にも押され、行司の道へ。後の36代木村庄之助の話です(『大相撲 行司さんのちょっといい話』双葉社)
 「こんなことになるとは」。人生は、その連続ともいえます。ただ同じ言葉でも、悲劇の結末の嘆きか、試練の壁を破った歓喜かで、意味は正反対になります。後者でありたいものですね。  

Posted by mc1460 at 11:43Comments(24)TrackBack(0)つぶやき