2018年11月03日

桂冠詩人

 「詩」を表す英語「ポエム」は、ギリシャ語が語源。“創り出す”などの意味があります。詩作とは、新たな価値を創造する営みといえましょう。
 1981年(昭和56年)、世界芸術文化アカデミーから創価学会の池田先生に「桂冠詩人」の称号が贈られ、今年で37周年を迎えました。「桂冠詩人」として池田先生が最初に作った学会歌は、11月に四国で誕生した「紅の歌」。最初に詠んだ長編詩は、翌12月に九州で発表された「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」でした。
 この事実は、約600編、14万5000行を超える池田先生の詩業を象徴するように思えてならない。人間の尊厳を踏みにじる魔性との“闘争宣言”であり、悩める同志に希望を送る“励ましの炎”であり、人間主義の世紀を照らし出す“未来への指標”である。
 池田先生は詠んでいます。「真の詩人とは/戦う人間の異名なるか/真の詩心とは/正義の闘魂の異名なるか」。真の詩心とは、他者のために行動する人の胸中に湧き上がる、生命の躍動そのものなのだ。
 「桂冠」は「月桂冠」と同義です。古代ギリシャで、月桂樹の枝葉を冠として、競技の優勝者に贈られた“「勝利者」の証し”です。師の闘争に連なる誇りを胸に、わが人生に堂々たる“勝利の証し”を刻みたいものですね。  

Posted by mc1460 at 11:41Comments(30)TrackBack(0)つぶやき