2018年05月18日
ベルサイユのばら
漫画『ベルサイユのばら』の作者・池田理代子さんは声楽家でもあります。かつて出演した演奏会で、ピアノを弾く10歳の少年と共演しました。公演後、池田さんに手を握られた少年は「誰?」と尋ねたそうです。少年は目が不自由だったのです。
「さっき歌を歌ったおばちゃんよ」との返答に、少年は言ったそうです。「ああ、すごくきれいな声で、素晴らしい歌だった」。池田さんは、歌声に込めた音楽への純粋な心が、少年の心に響いた喜びを、自著『あきらめない人生』(海竜社)につづっています。
この時の“少年”とは、今や世界で活躍する辻井伸行さんです。
「さっき歌を歌ったおばちゃんよ」との返答に、少年は言ったそうです。「ああ、すごくきれいな声で、素晴らしい歌だった」。池田さんは、歌声に込めた音楽への純粋な心が、少年の心に響いた喜びを、自著『あきらめない人生』(海竜社)につづっています。
この時の“少年”とは、今や世界で活躍する辻井伸行さんです。