2018年05月24日

子どもの「顔」を見れば

 花粉症のピークも過ぎマスクも終わりと思いきや、近年、「だてマスク」が流行とのことです。これは表情を隠し、対人関係を避けたい心理からといわれています。この現象に、人間関係を築く力の低下を指摘する声もあるようです。
 ある講演で講師が、女の子が車にひかれ、その横を何人も通り過ぎる映像を流しました。〝私なら必ず助けると思う人は?〟と呼び掛けると、聴講者の大半が挙手したそうです。次に、アフリカでは疫病で多くの子が命を落としているのに、なぜ無関心でいられるのかと問い掛けました。
 『闘うための哲学書』(小川仁志・萱野稔人著、講談社現代新書)は、二つのケースで起こる感情の違いを考える鍵は、「顔」にあると論じています。もしアフリカの子どもの「顔」を見れば、助けたいという感情が起こるのでは、と。納得!!  

Posted by mc1460 at 13:36Comments(5)TrackBack(0)つぶやき