2017年05月23日
自分の生きる力も奪っていく
ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を生き残った中の82%の人が、収容所で餓死寸前という絶望的な状況でも、わずかな食料を分け合うなどして、周囲を助けたいと思っていました。『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』(大和書房)に載った話です。
著者で、米スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル氏は記しています。「あなたがなにかで無力感をおぼえたときに、周りの人の役に立つことを自分から進んで行えば、やる気を失わずに、楽観的でいることができます」(神崎朗子訳) 現代は「無縁社会」といわれて久しい。誰とも口を利かない。困っている人も見て見ぬふり。そんな無関心の態度は、周りだけでなく、自分の生きる力も奪っていくのです。
著者で、米スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル氏は記しています。「あなたがなにかで無力感をおぼえたときに、周りの人の役に立つことを自分から進んで行えば、やる気を失わずに、楽観的でいることができます」(神崎朗子訳) 現代は「無縁社会」といわれて久しい。誰とも口を利かない。困っている人も見て見ぬふり。そんな無関心の態度は、周りだけでなく、自分の生きる力も奪っていくのです。