2017年03月11日

爛漫と咲く東京の桜

 東日本大震災からはや6年です。創価学会の池田先生は、東日本大震災の翌月、何度も何度も、爛漫と咲く東京の桜をカメラに収めました。後にその写真は、被災地の同志のもとへ贈られたそうです。
 多くの花や木が、大津波によって根こそぎ押し流され、人々の“心の春”も奪われていました。愛する東北の友への思いを託し、届いた桜の写真――。花は心を映す。写真を目にした友の胸には、苦難に立ち向かう勇気と、未来への希望が芽生えたに違いありません。  

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2017年03月10日

明日で6年です

 明日で6年です。芸能活動を通して、東北の復興支援活動に参加する女優の倍賞千恵子さんが、原発事故の影響で避難した人々を訪ねた時のこと。その場の空気は重く、握手した手を握り返すくらいしかできませんでした。
 そんな中、やっと言えた言葉は「私が、頑張ります」だったという。苦悩する人に希望を持ってほしいと真剣に願う時、人は“自分に何ができるか”に思いを向けるものらしい。  

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2017年03月09日

話の空間

 映画は好きですか。1950年~60年代の邦画を見ると、会話のテンポが緩やかで、言葉の間もずいぶんとあります。中でも、小津安二郎監督の映画で、茶の間で話をする場面を見てほしい――小説家の古井由吉氏は言う(『考える方法』ちくまプリマー新書)
 確かに、一言一言が心に染み入り、互いの思いが深まっていくようです。「そういう『話の空間』を持てる人は幸せです」と氏は語っています。  

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2017年03月08日

福沢らしい逸話

 福沢諭吉の『学問のすゝめ』は、計300万部を超える明治の大ベストセラーです。これは自由・独立・平等の新しい価値観が人々の心を捉えたからですが、もう一つの要因は、誰でも読める平易な言葉でつづったことにあります。
 福沢には、こんな逸話があります。最初の近代的国語辞書とされる『言海』を編集した大槻文彦から、それを手渡された時のこと。福沢は感心した様子で手繰っていましたが、見出し語の並びが五十音順と気付くと、顔をしかめました。
 当時、小学校で五十音を教えて20年ほどたっていたが、庶民の実生活では「いろは」が主流。福沢は“「いろは」を知らなければ、下足番もできない”と、五十音教育を批判していたのだ(石山茂利夫著『国語辞書事件簿』草思社)。
 実学、庶民のための教育を重んじた福沢らしい逸話です。高い理想も人の心に届かなければ意味がないからです。  

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2017年03月07日

「フォロワーシップ」の重要性

 「リーダーシップ」は日本語としても定着していますが、最近は「フォロワーシップ」の重要性が叫ばれています。
 「フォロワー」とは、リーダーを支え、補佐する人のこと。リーダーに、とかく周囲の注目が集まりがちです。だが実際には、リーダーの力量以上に、受け身でなく主体的にリーダーを支えようとするフォロワーの存在いかんで組織の発展が決まる、との認識が広がってきました。  

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2017年03月06日

地域包括ケアの先駆

 「地域包括ケア」という言葉をよく耳にするようになりました。これは医療、介護、福祉などの垣根を超えて、地域で住民の生活を支える仕組みです。
 その地域包括ケアに先進的に取り組む関係者のシンポジウムや講演会に行くと、よく話題に出る地名があります。岩手県の「沢内村」です。平成17年の合併で、今は西和賀町となっています。
 沢内村は戦後長く、一人の医師もいない無医村で、豪雪、貧困に苦しむ村でした。しかし、村長、村民の努力で日本で最初に「乳幼児死亡率ゼロ」を達成するなど、医療・介護・福祉全体を総合した取り組みは“奇跡の沢内生命行政”と呼ばれ、「地域包括ケアの先駆」として今、脚光を浴びています。
  

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2017年03月05日

宝物

 画家の原田泰治さんは子ども時代、家が貧しく、音楽の授業で使う木琴を買ってもらえなかったそうです。その時、父が、人から借りた木琴を見本に、手作りで用意してくれたと述懐しています。(朝日新聞社会部編『おやじのせなか』東京書籍)
 当時が、最も家計の苦しい時期だったようだ。それでも、心まで貧しくさせてはいけない、とわが子を思っての行動だった。その親心を感じた原田さんは、木琴を宝物にしたそうです。  

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2017年03月04日

人の心に届かない

 ゲーテの『ファウスト』に、こんな場面があります。人を導く対話は難しいと嘆く書生に、ファウストは答えます。「心の底から出てこなくては、人の心に届かない」(池内紀訳)
 心の奥底に宿した思いの深さは、本人が気づかずとも、自然と振る舞いににじみ出るものです。自分が燃えてこそ、友の心に希望の火をともすことができるのです。  

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2017年03月03日

小さな残り火

 灰皿に残る冷たい灰をキセルでかき回していると、小さな残り火が見えた。“これだ”――江戸時代、上杉鷹山が、存続の危機にある米沢藩を再建するため、出羽国米沢(山形県)へ向かう道中の場面に描かれる“火種”のエピソードです。(童門冬二著『小説 上杉鷹山』学陽書房)
 心ある人の胸中に少しでも改革への情熱の火種が残っていれば、そこから新しい火を起こし、燃え広がらせることもでききます。この鷹山の信念が、藩をよみがえらせたのです。  

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2017年03月02日

自分にとっていい声

 「おはようございます」「ありがとう」――さわやかな朝のあいさつは、一日を元気にスタートする秘訣の一つです。
 元アナウンサーの宮崎絢子さんは、最近、「おはよう」でなく、「はよう」と聞こえるあいさつをする人が増えていると指摘しています。これは、おなかから声を出さないため、最初の「お」の音が小さくなってしまうというのが原因だそうです。
 これほどIT化が進展する以前は、日本人もよい声を出していました。しかし今、会社では個別のブースでパソコンと向き合うばかり、友達ともメールのやりとりだけ。一日中、声を発しない人さえいます。宮崎さんは「あいさつすることが一番いい。3㍍くらい離れた人に届くような声を出していると、自分にとっていい声になっていきます」と語っています。  

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2017年03月01日

海のない長野県の人が・・・

 海のない長野県の人が東京の離島に行き、島特産の塩を買い求めました。後日、同じ長野の山深い村を訪ねて驚いたそうです。村の店に、自分が島で買ったものと同じ塩が並んでいたのです。「苦労して長い距離を運んできたのに!」と。
 その島と村が友好交流関係を結んでいたからなのだが、このように、それぞれの地域の特産品を互いに消費することを「互産互消」といいます。地域で生産したものを地域で消費する「地産地消」とともに、地域活性化のキーワードでなのです。
 出あいは成長のチャンスを生みます。地域間交流が新しい知恵と活力を生み出すのと同じく、人と人が交流すれば、新しい発見と価値が育まれます。先の言葉を人に当てはめれば、家族や地域で切磋琢磨するのが人間関係の「地産地消」、地域を超えて心を結び合うのが「互産互消」といえませんか。  

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