2017年03月03日
小さな残り火
灰皿に残る冷たい灰をキセルでかき回していると、小さな残り火が見えた。“これだ”――江戸時代、上杉鷹山が、存続の危機にある米沢藩を再建するため、出羽国米沢(山形県)へ向かう道中の場面に描かれる“火種”のエピソードです。(童門冬二著『小説 上杉鷹山』学陽書房)
心ある人の胸中に少しでも改革への情熱の火種が残っていれば、そこから新しい火を起こし、燃え広がらせることもでききます。この鷹山の信念が、藩をよみがえらせたのです。
心ある人の胸中に少しでも改革への情熱の火種が残っていれば、そこから新しい火を起こし、燃え広がらせることもでききます。この鷹山の信念が、藩をよみがえらせたのです。