2017年03月09日

話の空間

 映画は好きですか。1950年~60年代の邦画を見ると、会話のテンポが緩やかで、言葉の間もずいぶんとあります。中でも、小津安二郎監督の映画で、茶の間で話をする場面を見てほしい――小説家の古井由吉氏は言う(『考える方法』ちくまプリマー新書)
 確かに、一言一言が心に染み入り、互いの思いが深まっていくようです。「そういう『話の空間』を持てる人は幸せです」と氏は語っています。  

Posted by mc1460 at 13:21Comments(0)TrackBack(0)つぶやき