2014年11月04日
首までつかっていた
作家の山田太一氏が友人の医師に尋ねた時の話です。“医者になって何年ぐらいすると、患者が亡くなるのが平気になるんだ?”。すると、日ごろ温厚な彼が「平気になどなるか」と怒りました。
山田太一氏は、長くマスコミの世界にいると、多くの人は「物事を人よりさらに『すれっからしの目』で見よう見ようとしてしまう」と語っています。そして、自身も「軽薄なる人間観に、いつの間にか首までつかっていた」と(『いつもの雑踏いつもの場所で』冬樹社)
山田太一氏は、長くマスコミの世界にいると、多くの人は「物事を人よりさらに『すれっからしの目』で見よう見ようとしてしまう」と語っています。そして、自身も「軽薄なる人間観に、いつの間にか首までつかっていた」と(『いつもの雑踏いつもの場所で』冬樹社)