2013年02月18日

伝統とは、創立の精神を受け継ぎ発展させること

 受験シーズン真っ只中ですね。受験生を抱えるご家庭も多い事でしょう。受験生、その家庭への配慮はもちろん皆で励ましのエールを送りたいものです。
 東京・八王子にある創価大学卒業生が創価大学を受験した当時の話です。彼は初めて一人で上京し受験しました。募る不安の中で相談に乗ってくれたのは同郷の二つ上の先輩だったそうです。試験前日にはアパートに泊めてくれました。そして、受験当日は、先輩手作りの弁当まで持たせてくれたそうです。
 後日、それを知った母親がお礼を言う機会がありました。その際、母親は彼に尋ねたそうです。「なぜ、そこまでしてくださったのですか?」。困った様子で一言。「僕はただ、僕の先輩にしてもらったことをしたまでです……」と。
 “先輩は伸びゆく後輩を大切に”。創大創立者の池田名誉会長の指針です。そして誰よりも、その範を示しているのが、創立者自身なのです。時には親代わりとなって、生活面に気を配り、時には就職先を心配し、学生の進路に心を砕く。卒業生の輝く勝利を祈り続けています。さらに退寮する学生に、“皆、体を大事にして、偉大な指導者に”と伝言を贈っています。
 ある識者が語っていました。「創大には、学生のために奔走する創立者がいて、その心に応えようとする学生がいる。その絆が年々、太くなっている」。伝統とは、創立の精神を受け継ぎ発展させること。それこそ報恩の道である。  

Posted by mc1460 at 11:45Comments(0)TrackBack(0)つぶやき