2013年02月15日
演じること
「親孝行とはプレイ(演技)である」。親子だからこそ「誰よりも気を遣い、誰よりもサービス精神を持ち、誰よりも接待感覚を忘れてはならない」と、みうらじゅん氏は語っています。行動してこそ心は育つ。氏は、そう考えるのだ(『親孝行プレイ』角川文庫) これを偽善というなかれ。哲学者のハンナ・アレントも“演じること”の大切さを指摘しています。人はそれぞれ多様な社会的役割を担っています。人生という舞台の上で、その“配役”をしっかり演じ抜くことは、「人間」として欠かせないのです。