2012年12月15日

冬は必ず春となる

 震災から早1年9カ月が過ぎました。被災地はいまだ復興にはほど遠い状況です。英語の「LIFE」には(1)生命(2)暮らし(3)人生、などの意味があります。「生命」はあるが、明日の「暮らし」をどうしていくか。さらには、今後の「人生」をどう開き、勝利していくか。今、被災者は正念場にあり、励ましを必要としています。
 東北に不忘山という名峰があります。この山を含む蔵王連峰は、平安の時代に「人忘れずの山」(古今和歌六帖)と詠われ、『枕草子』には「忘れずの山」と記されました。忘れないという真心が慈悲に通じます。被災者を思い、「年忘れ」という言葉を、今年は封印しましょう。年を越しても、被災者の闘いはさらに続きます。今こそ、試練の渦中にいる友へ確たる希望の光を届けたい。そして、共々に「冬は必ず春となる」の勝利劇を綴っていきたいものです。  

Posted by mc1460 at 11:13Comments(0)TrackBack(0)つぶやき